平成27年(2015年)3月に納車された私のDJデミオ。先日、納車から約2年半後の29年8月末に、とうとう総走行距離が30,000キロに到達しました。
ペースはあまり衰えず…
納車半年後の2015年10月に、8000km走行した記事を書いていますが、走行距離に関する記事はそれ以来になります。
その時は一ヶ月1,500kmペースという状況でしたが、現在のところ一ヶ月当たり1,000kmペースということになり、流石に納車直後のペースには及びませんがそれでもなお、かなりのハイペースで乗り続けていることになります。
「北海道で1ヶ月に1000km?別に普通じゃん!」と思う方もいるかとは思いますが、私の自動車通勤距離は往復で5km(週6日勤務)にも満たないため、2年半・30000kmのうち、通勤で走った距離はたった約4000km程度でしかありません。これに買い物などで使う距離を合わせてもせいぜい5000kmでしょう。
つまり、残りの25,000kmは、通勤や生活必需品の買い物のように、必要にかられて乗ったわけでなく、自分の意志で行きたいところがあったり、走りたかったから走った「純粋な走行距離」なわけです。
というわけで、なぜここまで多くの距離を「趣味」として走ることが出来たのか、そしてDJデミオで30000km走って見えてきた良いところと悪いところを、考えていきたいと思います。
燃費が良く、軽油代も安い
何といっても最大の理由はやはりこれなんだと思います。
以前に乗っていた車がハイオク指定で燃費が一桁台、高速に乗ってようやく二桁行くか行かないかみたいな穀潰しに乗っていたこともありますが、デミオに乗り始めてからは、どこに行くのにも燃料代のことを気にしなくなりました。
DJデミオのタンク容量は決して多くない(私のMT車で35L、ガソリン・AT車は44L。残り5Lくらいで警告灯が点灯するので、実質30L)のですが、それでも条件が良ければ800kmは無給油で走行できます。町中の走行メインでも、最低500kmは余裕で走行可能です。
ちなみに上の写真は、旭川に向かうドライブ(下道オンリー)での富良野市で撮影した自己ベスト記録です。区間記録ではなく、エンジンスタートしてから40分間の平均燃費が41.5km/Lということです。
このように、郊外の空いている道路を走る場合、本当に恐ろしいくらい良く走ります。
それでいて、一回の給油に要する金額も毎回3,000円以下(95円前後の軽油の場合)のため、経済的にもとても優しいのがありがたいです。
前の車の場合、一回の給油で諭吉さんが毎回一人飛んでいってたことを考えると、天と地の差ですね。
やっぱりドライブが楽しい!
▲30,000km達成ドライブ時に行った恵庭・漁川ダム(と人造湖であるえにわ湖)。Galaxy S8での撮影ですが、想像以上に綺麗に撮れるので驚いています。ちなみにこの時は非常に水位が下がっており、貯水量が5%しかありませんでした
長距離運転の耐性は個人差があるかとは思いますが、私の場合、DJデミオに乗ってからは一度も「運転が面倒くさい」と思ったことがありません。
これには、運転が単調になりがちなAT車ではなく、常に頭の一部を働かせ続けているMT車の変速動作による部分も大きいかとは思いますが、とにかくどこへ行くにも全く苦ではないんですよね。運転中に睡魔を感じたこともほとんどありません(ただその分、家族のAT車に乗った時は暇で暇で仕方がなくて眠たくなります)。
また、納車時に比べて、車内装備もどんどんと自分の好みに変えていったため、更に運転時の楽しみの幅が広がった気がします。
こちらやこちらでその多種多様なカスタマイズの記録を残していますが、その中でも「スピーカーの交換による音質上昇」はすばらしく、最も運転中の楽しみを向上させることに寄与していると感じました。
いい音で好きな音楽を誰にも気兼ねなく聴ける空間って、オーディオルームをもっている人はともかく、ほとんどの人にとっては今じゃ車の中くらいしか無いんじゃないでしょうか。
パックdeメンテのおかげで維持費がほぼゼロ
マツダの新車購入時には、3年後の初回の車検を含めたオイル交換・定期点検などのメンテナンス費用と、(法定費用を除く)車検費用が全てコミコミになっている「パックdeメンテ」というアフターサービスオプションが選択できるようになっています。
私の場合も担当営業さんから強く勧められて、5年の延長保証と合わせて加入しています。
車両の購入時は10万も払って受ける必要あるかー?とやや懐疑的ではあったものの、今では「本当に入ってて良かった!」と思えるほど、ありがたいオプションでした。
6ヶ月おきの点検(MSC)とオイル交換、12ヶ月毎のオイルフィルターエレメント交換、36ヶ月目の車検整備・代行費用がかからないうえ、何か故障などがあったときも基本的に無料で見てくれるので、その分浮いたお金を心置きなくカスタマイズにつぎ込んでいます(?)
初期費用が高いため躊躇する方もいるかもしれませんが、もしこれからマツダ車を購入する方は、是非とも加入しておいたほうが良いオプションだと思います。
特にディーゼルエンジンのマツダ車は、使用するオイルが特殊で、カー用品店やガソリンスタンドでも高くつくことが多いようなので、なんだかんだディーラーでやってもらうのが安心なのかもしれません。私は営業さんと話すのも好きなので。
また今30ヶ月目で、次回の定期点検は初回車検ということになるのですが、エコカー減税の恩恵で、初回車検時の重量税が免税となるため、法定費用の自賠責保険料と印紙代のみの3万円以下で車検が完了する予定となっています。通常ディーラーで車検をお願いすると、普通であれば法定費用に加えて車検基本料という工賃が発生しますが(ディーラーだとけっこう高いことが多い)、それすらもかからないというのは非常にありがたいですね。
次の車は…?
30,000km、初回の車検が近づき、そろそろ次の車種の検討を具体的に始めています。
今のデミオはとりあえずあと2年半、2020年の春までは乗るつもりでいるのですが、その後はやはりもう少し大きい車に乗り換えたいな、という気持ちが強いです。
というのも、「ロードバイクを立てて車載したい」「足を伸ばして車中泊がしたい」という2点への願望が非常に強いためです。特に車中泊に関しては、デミオはかなりしんどいので…
と、そんなタイミングでマツダが新しいエンジン「スカイアクティブ-X」を発表しましたね。技術的なことは専門のサイトに譲りますが、どのメーカーも成し遂げられなかったHCCIという燃焼技術を搭載した「夢の内燃機関」を、部分的にですが実用化することに成功したとのことで、早ければ2019年中には、このエンジンが搭載されたマツダ車が発売されることになります。
SKYACTIV-X1号車はフラグシップのアテンザなのか?それとも海外のスパイショットであったようにアクセラなのか?とまだまだ憶測の域を出ませんが、この形式のエンジンがアテンザワゴンに搭載されれば、私のニーズと完全に合致しており、たいへんに魅力的です。
更に言えば、マツダは全車種のプラットフォームをFR(フロントエンジン・リアドライブ)にするという話もありますし…もし仮にSKYACTIV-X搭載・FRレイアウト・MT車の新型アテンザワゴンが発表されれば、即座に飛びついて買ってしまいそうです。
…と夢は広がれど、まだまだ2年以上先のことです。
今は、30,000キロをノートラブルで走ってくれたデミオに感謝しつつ、更に色々な場所を共に走って回っていきたいと思います。
デミオ関係でこのブログを訪れて下さった方にも感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。