総合的に満足しているCX-5ですが、細々とした小さな不満点があります。
例えばフロントエアコンベンチレーター(吹き出し口)に風量調節ダイヤルがない事(解決済み)、そしてこれだけ大きな車種なのにボンネットダンパーが付いておらず、つっかえ棒を使う仕様な事。
個人的に整備やカスタマイズなどでボンネットを開ける事が多いので、些細な事ではありますが地味に不満な点でした。
以前の記事ではオートエクゼのボンネットダンパーを付けるかも、と書きましたが、実際に購入するとなると20,000円近い金額となり躊躇していたのですが、AmazonでCX-5に取り付けられる激安のボンネットダンパーを見つけてしまい、ポイントが貯まっていたこともあり、ついつい購入してしまいました。
今回はその中華製激安ボンネットダンパーを取り付けてみましたのでレビューしていきます。
購入
今回購入したのは、High Flyingというメーカーのステンレスボンネットダンパー2本組(2017-2019年式 CX-5 KF系全グレード用)。Amazon.co.jpで送料込み2800円です。
ちなみにCX-8はアクティブセーフティボンネット(人との衝突時にボンネットが自動で持ち上がり衝撃を緩和する安全装備)のためパーツが干渉するので取り付けできないとのことです。
価格は送料込み2800円と、楽天などで売っている中華製ダンパー(同じような製品で5000〜6000円)よりもずっと安価です。
購入しようと思っていたオートエクゼのダンパーが21600円ですので、なんと1/8程度の価格。
あまりの安さに、思わずポチってしまいました。
到着まで
Amazonの商品ページに表示されていた到着までの日数が長かったので、ある程度予想していたことですが、やはり発送は日本国内からではなく、中国・広州からでした。いわゆるドロップシッピングってやつですね。
ただし、発送方法がEMSでしたので、アリエクスプレスなどで使用されるChina Post Registered Air Mailよりもかなり早く到着しました(中国・広州→日本・北海道で注文から到着まで6日)。
送料も無料です。AliExpressなどで中国から通販するたびにいつも思いますが、低価格かつ送料込みで、どうやって利益を出しているのか全くわかりません(笑)
開封
日本国内での配送は日本郵便でした。価格が少額なので関税などはかかりません。
しかし、海外からの荷物はだいたいこの黄色いテープがこれでもかってぐらい厳重に貼ってありますね。
中にはダンパー2本と取り付けに使う部品が入っていました。
これも事前にわかっていたことですが、取り付け説明書やパーツリストなどは一切なしです。
ガスダンパー2本(左右の区別があります)、ボンネット側の取り付け金具2個、エンジンルーム側の取り付け金具2個、ワッシャ2個、ビニルテープが巻かれた棒が入っていれば全て揃っています。
取り付け
取り付けは非常に簡単です。作業時間としては左右で10〜20分程度。
Youtubeに取り付け方法を説明した動画がありますので、それを見ればだいたいわかると思います。
字幕が中国語ですが、動画を見ていればなんとなく漢字で書いてあることは理解できます。
必要な工具は12mm角のボルトを回すためのソケットレンチのみです。
写真ではラチェットレンチを使いましたがボックスレンチでもT字レンチでも大丈夫です。
必須ではありませんが、エンジンルーム上の作業になるので、事前にエンジン開口部に布などを敷いておくと万が一ボルトを落とした時などの対策になります。
まず、ボンネットを繋いでいるボルト(写真で上にある方)を12mmレンチで外します。
これを外してもボンネットは閉まったりずれたりしないので、安心してください。
ダンパーに付属の黒色の部品を、外したボルトの間に取り付けます。
黒色の金具も左右分ありますが、金具のボールヘッドが内側を向くほうが正しい向きです。
また、この時取り付けた黒色の金具は写真のようにボンネットを繋ぐ金具と平行になるようにします。
次にエンジン側ですが、銀色の金具を上の写真のように、ボンネットの中央を通るビームの下の穴に取り付けます(大きい穴ではなくその上の小さい穴です)。ワッシャーも忘れずに。
で、この部品、動画を見る前は一体何に使うのかわからなかったんですが、要するに銀色の金具の受け側のナットですね。
で、場所的にナットを下から取り付けるのが難しいので、あらかじめアルミの板にビニールテープで巻いておき、アルミ板を曲げて下の大きな穴から通して、ナットにボルトを通す、と。でボルトとナットが接続できればビニールテープを引っ張ってちぎる事でアルミ板を取り出す。という仕組みです。
それが左右2個分アルミ板の両端にくっついているので、左右のナットを取り付けた後はアルミ板だけが残る。
これ、気付いた時は中国人の合理性と創意工夫に感動しましたね。天才かと思いました。
あらかじめこうやって便利ツールにした状態で客の手元に届けるなんて、日本じゃありえない事です…日本だったら多分、ナットが2個入っているだけでしょう。
この便利ツールのおかげでナットを取り付けるのに、小さな穴に指を突っ込みながら嵌らないナットにイライラすることもなく、ナットをエンジンルームに落下させる心配もなく、簡単に作業ができました。
あとは上下のボールヘッドにダンパーを取り付けるだけですが、こちらも左右の区別がありますので間違って取り付けないようにしましょう。
ダンパーの先端に付いているプラの部品に1・2と書かれているのが(前から見て)左用、3・4と書かれているのが右用です。
ボールヘッドは特別強い力を加えなくてもパチっとハマります。ハマった後は一応左右に軽く動かしてみて、外れないか確認しましょう。
同じ作業を反対側にも行い、これで完成です。非常に簡単ですね〜。
ボンネットダンパーの動作
ダンパーの動作はこんな感じ。ある程度までボンネットを開けるとあとはガスダンパーの力で勝手に開いてくれます。開くときのダンパーの音がヒュオッ!というのも心地いいですね(笑)
閉じる時もある程度まで閉めるとボンネットの自重とガスダンパーの作用で、浮く事なくしっかりと閉まりました。
まとめ
今までつっかえ棒を使っていて、かなり面倒だったボンネットの開閉が、ガスダンパーを取り付けた事で非常に簡単に開閉できるようになりました。
また、CX-5はボンネットが大きく重たいのですが、開けるときも指先の力だけで開くようになり、大きな力が必要なくなり、とても楽になったのも嬉しいですね。
2800円でこれなら、個人的にはとてもコストパフォーマンスの良い製品だと思いました。
あとはどれだけの耐久力があるのか…という点が唯一心配ですが、そもそも構造的にそうそう壊れるような物でもないですし、壊れても2800円ですからまた買えばいいかな、と気楽に考えています。
中華製ガスダンパー、超おすすめです!
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