以前のCX-5レビューにて、Proactivのインテリアの不満点の一つとしてあげた「ニーレストパッド」。
グレードによって内装の素材に差がつくのは理解していますが、一番目に付くこの部分があまりにもプラスチッキーで、かなり残念に感じていました。
それに加え、見た目が悪いだけならまだしも、運転中に膝が当たる部分なのでむき出しのプラスチックだとカーブで踏ん張った時に痛いんですよね。
以前乗っていたDJデミオは、この部分がソフトパッド素材だったので、余計に気になってしまいます。
今回はそんな安っぽいニーレストパッドをアップグレードするため、とあるサイトに注文していたものが届いたので、早速交換してみました。
購入
今回購入したニーレストパッドはディーラーからも取り寄せできますが、個人的にオススメなのはネットのホームセンターこと「モノタロウ」。
なぜかマツダの純正部品を色々と取り扱っています。当然種類ではディーラーには及びませんが、価格・配送日数はモノタロウが圧倒的に優れています。
部品名称・品番は
右側が (K128)カバー(R),RRコンソールホール - K128-64-47XC02 8,180円
左側が (K128)カバー(L),RRコンソールホール - K128-64-48XC02 8,810円
となっています。完全なシンメトリーのはずなのに、なぜか左側の方が高いんですよね。ディーラーでもそのようなので、これが正規の価格設定のようですが…
ちなみに、品番末尾の02はカラー番号で、L-pkgのブラックレザー用が02、ホワイトレザー用が39です。価格・形状はどちらも同じなので、色はお好みで好きな方を選択できます。
ただし、モノタロウではホワイトレザーの方が配送に時間がかかります。
PROACTIVの内装は全体的に黒ベースなので私はブラックを選びましたが、あえてホワイトを選ぶというのもアクセントとしてアリかもしれませんね。
ディーラーで頼むと工賃込みで20,000円程度かかるようですが、交換は非常に簡単なのでモノタロウで取り寄せてDIYすると17,000円以下で収まります(送料無料)。
また、モノタロウは定期的に全品5%OFF(毎週土日祝日)、全品10%OFF(不定期)のセールを開催しているので、そこを狙って購入するのも良いかもしれません。
取り付け
ニーレストパッド(コンソールホール)の取り外しは、前回の「オートブレーキホールドキット取り付け」で詳しく解説しています。
とは言っても後ろ斜めに引っ張り上げるだけです。
難しい時は後ろ側(ドリンクホルダー側)の隙間に薄い内張剥がしを突っ込んで、テコの原理で持ち上げると後端のツメが外れやすくなります。
取り外したPROACTIVのニーレストパッドと、今回購入したLパケのニーレストパッドを比べてみました。むき出しのシボ加工プラスチックに対して、ソフトパッド入りのPUレザーにブラウンのステッチなので、明らかに質感は違いますね。
裏面はさらに顕著で、Lパケ用ではインナーパネル部分、つまり取り付けた時にセンターコンソールと接する部分がサテンクロームメッキになり、さらに高級感が出ます。
交換はツメを溝にはめ込むだけなので、ものの数分で終了。ツメはハマったらカチッとクリック音がしますので、満遍なく押し込んで確認しましょう。
ステッチがブラウンなので、ダッシュボード部分のステッチ加工の糸(グレー)との色の違いが若干気になります。
ただインナーパネルとシフトブーツ周り、マツコネ周辺の加飾など、センターコンソールでメッキパーツの統一感が出ることで、高級感が段違いになります。
まとめ
交換のビフォーアフターを横から見るとこんな感じ。
テッカテカの薄いチープなプラスチックから、厚みはあり高級感のあるステッチ入りレザー素材に変わったので、こうして見た時に受ける印象が大きく変わりました。
特に嬉しかったのは、ちょうど膝の当たる部分にソフトパッドがあるので、ぶつかったり強く当てても痛くないことですね。Rのきついカーブを曲がるときに体を支えるために膝で踏ん張ることが時々あるので、私的にはかなり助かっています。
今回のアップグレード作業で、PROACTIVの不満点がさらにひとつ無くなりました。
ニーレストパッド交換は、作業が非常に簡単なわりに視覚的な効果が大きいので、興味の湧いたベースグレード/PROACTIV乗りの方は、ぜひご自分でやってみて下さい!
ただ今回、これをやったことにより、今度はドアアームレストとかコンソールリッド(センターコンソールボックスの蓋)の方も、上級グレードのステッチ入りタイプに変えたい欲がムクムクと湧いてきてしまっています。いつかそちらにも手を入れてみたいところですね。