【CX-5/6MT】6速MTのCX-5で納車後2500km走ったのでレビュー

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書こう書こうと思っていた、昨年12月納車の6速マニュアル変速を搭載したCX-5のレビュー記事。

なんだかんだしているうちに納車から2ヶ月経過してしまい、走りまくってるうちに走行距離は2500kmになりました。

今回はそのCX-5のレビュー記事ということで、2019年モデル・マニュアルトランスミッションのCX-5を2ヶ月使ってみて見えてきた良いところ、不満点などを簡単にレビューしていきたいと思います。

エクステリア

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エクステリアは11月マイナーチェンジでもほぼ変更がなく、見た目はKF型と同様ですので特に目新しい点はありません。

契約時の記事でも書いた通り、カラーはマシングレーメタリックを選択しましたが、普通のグレーとは異なり深みがあるため、シーンによって感じる印象が大きく変わるので、飽きが来ません。

特に太陽が沈み始める夕方から薄暮の時間帯にかけて見せる色合いが私は気に入ってます。

ただ、写真でマシングレーの良さを伝えるのはなかなか難しいですね。

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いくつかの電装系、例えばバックランプ、ナンバー灯などはそれまで上位グレードのみLEDでしたが、このモデルチェンジからどのグレードでもLEDが採用されるようになりました。

ナンバー灯はバルブだけ入れ替えたものではなく、ユニット自体が変更になっており、手持ちのT20LEDバルブなどを使用することはできません。

 

インテリア

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先日撮ったので写真なのですでに色々弄り済み

中間グレードのXD Proactiveでは、インテリアの構成は一番下のグレードとほぼ同様のものとなりますが、デミオからの乗り換えだと、特にチープさなどは感じません。低グレードでも手を抜かない、マツダの車作りにかける姿勢は素晴らしいですね。

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ソフトパッド素材で高級感アップ

まず一番目につくダッシュボード素材は、デミオのシボ加工プラスチックからCX-5ではソフトパッド材になったため、乗り換えてすぐに高級感がかなり増しましたことを感じられましたし、フロントガラスへのテカリも少なくなりました。

Aピラーも、デミオでは樹脂むき出しだったのがCX-5では植毛加工が施され、BOSEの埋め込みツィーターと合間っていい感じです。

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2つだけ不満点があるとすれば、グローブボックス内部も全グレード統一で植毛加工にしてほしいこと。樹脂むき出しだとものが中でカタカタ動きますし、硬いものが当たるとうっすら傷が着いてしまいます。

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また、ニーレストパッド(運転席左・助手席右のコンソール左右にある、膝が当たる部分)がシボ加工プラスチックで、目につきやすい部分ということもあり、非常に安っぽく感じてしまうことくらいでしょうか。

幸い、ニーレストパッドは上位グレードのPUレザー素材のものをディーラーで取り寄せ可能なようですので、こちらは早期にグレードアップを狙いたいところです。

 

走行性能

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すでにシフトレバーは以前つけていたNDロードスターのものに交換済みです

6速マニュアルという構成は、前車のDJ系デミオと同じですので、変速操作などは全く変わっていません。

また、各ギアの最適速度も似ており、シフトサジェストが出る変速タイミングなどもほとんど変わらないため、デミオからでも違和感なく移行できました。

ただ、車両重量が大きく増えたせいもあると思いますが、デミオの時よりもエンジンブレーキの効きが悪くなり、走行中にギアを落としてもデミオと比べてあまり減速しなくなりました。

特に峠の下り坂(勾配10%程度のややきつい坂道)などでは、2速でもかなり加速してしまうので、適度なブレーキ操作が必要になります。デミオだと2速でエンジンブレーキを使うことで下り坂をちょうど良い感じで走れていたので、CX-5のエンジンブレーキの効きには、慣れるまで少し時間がかかりました。

デミオで不満だった発進時のもっさり感は、エンジン排気量が大きくなったことで低速のトルク・馬力が上昇したため、ほぼ消失しました。

もし乗ってみて不満があれば、以前使っていたスロコンを付けようと思っていましたが、不要と感じたため使っていません。

車内の防音性能は以前にCX-5の試乗車をディーラーで乗った時に実感済みですが、デミオと比べて明らかに良くなりました。

エンジンも踏み込んだ時にガラガラ音が聞こえてくる程度で、普段はほとんど気になりません。室内の密閉性の向上に加え、ナチュラルサウンドスムーサーの効果もあるのでしょう。

安全装備・運転支援機能

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安全装備はデミオのころからすると比較にならないほど充実しています。

特にALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)は北海道のような街灯の少ない地域では非常に役立っており、今まで対向車や前走車に応じてハイビームをいちいち切り替えていたのがバカみたいです…

安全装備類はここに書くとあまりにも長くなりそうなので、そのうちそれぞれの使用感などを書いていこうと思います。

燃費

当然ですがデミオの時よりも悪くなっています。今は冬なので毎朝の暖気なども行なっているため、単純な比較はできませんが、デミオより3割ほど燃費が低下しているでしょうか。しかし、燃料タンクが大きい(デミオ35L→CX-5 56L)ため、無給油での走行可能距離はむしろ長くなりました。北海道の夏なら、無給油で1000km走行もいける気がします。

 

快適装備

BOSE 10スピーカーオーディオ

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BOSEスピーカーは感動する音質、というほどではありませんが、満足いくレベルには達しています。デミオの時のようにスピーカーを交換する手間や費用を考えれば、私のような耳にはこれで十分かな、と思います。

ただ設定項目も少ないため、カーオーディオに拘る人は純正6スピーカーを自分で色々と弄って行くほうが良いのかもしれませんね。

10way電動シート

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今回のマイナーチェンジから、プロアクティブでもメーカーオプションではなく標準装備になった10way電動シート。CX-5は基本的に私しか運転しないので、一度設定するとあまり動かすことはないため、そこまで恩恵は感じていませんが、衣服の厚みでちょっとした微調整が必要な時でもすぐに動かせるため便利です。

メモリー機能は私の場合、メモリー1に運転ポジション、メモリー2に背もたれフル倒し・前後幅最大後退で登録してあります。メモリー2を押すことですぐに仮眠ポジションに移行できて便利です。運転に戻るときもメモリー1を押すことで動かしたシートをホームポジションに戻すための微調整が不要なので助かります。

電動リアゲート

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こちらも今回のマイナーチェンジからプロアクティブで標準化された装備。契約時は別にいらないかな、と思っていましたが、実際に使ってみるとかなり便利でした。

特に外出先などで両手に重たい荷物を持っている時に、あらかじめリアゲートを開けておけるのは助かります。また、アウトドアアクティビティでも活躍し、特に最近ではスキーに行った時などに役立っています。

ワイヤレスキーリモコンもしくは運転席右のボタンを長押しすることで開閉でき、閉めるときも同様です。またドアロック時は、まず解錠してからでないと反応しません。

シートヒーター・ハンドルウォーマー

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ダイヤル上部のボタンが左右ヒートシーター、助手席側の上にハンドルウォーマー

この時期は朝の気温が-10℃以下になることも多いので、車内の温度を上げるため・凍結したガラスを融かすために、ほとんどの北海道民は出発の15分前くらいにはエンジンをかけて暖気をしていました。そのために「ワイヤレスエンジンスターター」という便利な商品もあります。

しかしMTはエンスタが使用できないため、デミオの時は朝の寒い中エンジンをかけるために震えながら外に出ていたのですが、シートヒーターとハンドルウォーマーのおかげでその習慣もなくなりました。

寒冷地に住む人にとっては非常にありがたい装備で、個人的にはもうこれらの機能がない車を買う気にはなりません。

ただしハンドルウォーマーは3時・9時位置のみ暖かくなり、またシートヒーターと異なり温度設定はありません。

オートブレーキホールド

停車時にブレーキから足を離しても、自動でブレーキを保持し続けてくれるオートブレーキホールドも標準化しました。再発進時はアクセルを踏むと自動で解除されるため、ストレスもありません。特に長時間の運転時に役立っています…が、この恩恵が大きいのはMT車よりもクリープ現象が発生するAT車のほうでしょうか。

ただ、エンジンをかけるたびに毎回ボタンを押してONにしなければならないのは少々面倒ですね。

 

他にも、左右独立温度調整オートエアコン、自動防眩ミラー、電動パーキングブレーキなどが搭載されています。

マツダコネクト

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マツダコネクトは今回の改良からスマートフォンが接続(Apple CarPlay, AndroidAuto)できるようになり、スマートフォンの音声認識やマップ、ミュージックアプリなどが使えるようになりました。

ただ、残念ながらBluetooth経由では接続できず、コンソールボックス内にあるUSB端子にスマートフォンを接続する必要があります。

なので私の場合、ナビを使わないような短距離ではBluetoothで接続(今まで通り音楽をBluetoothで再生)、ナビを使う長距離ではUSBで接続するようにしています。マツダコネクトとAndroidAutoの使い方、レビューなどは別の記事で解説する予定です。

アップデートでBluetoothでもスマートフォンと接続できるようになれば最高なのですが、まだ時間がかかりそうです。

総評

デミオの時よりもアイポイントが高くなり、各種の安全装備・運転支援機能がさらに充実したことで、長距離の運転が非常に楽になりました。

特に運転支援機能はどれも技術として成熟した感があり、運転中に出しゃばることなく、ごく自然に人間の至らない部分を助けてくれています。

これは地味ですがなかなか重要なことで、車の機能が出しゃばるとそれに気を取られて安全確認がおろそかになってしまいます。マツダの車は基本は「人間に運転を集中させる」という点であり、そのあたりのさじ加減が素晴らしいですね。

記事の写真をみていただければお分りいただけますが、2ヶ月間に割と色々と弄っています。とはいってもデミオの時から比べると弄れる部分も少なくなったので控えめではありますが…

あと、今回もデミオと同じようにカスタマイズのコンセプトは「パッと見は外見ノーマル」「知ってる人が見るとおっと思う、いぶし銀カスタマイズ」を目指していきます。

さて、明日からはCX-5のカスタマイズ記事をどんどん書いていきたいと思います。これからもよろしくお願いします!