先日、1年前に書いたデンソー製エアコンフィルターの記事のコメントで、DJ系デミオ用のBOSCHのエアコンフィルター、「アエリストpremium」が発売になりましたよ!」と教えていただきました(Massanさん、情報提供ありがとうございます!)。
というわけで、前回のエアコンフィルター交換から1年以上経っており、次回交換の走行距離も超えていることから適正な交換時期と判断、早速注文してみました。
購入
今回発売されたのはドイツのBOSCH(ボッシュ)の最上級エアコンフィルター、アエリスト・プレミアム。製品型番は「AP-Z08」で、現行の3代目デミオのほか、CX-3にも対応しています。何がプレミアムなのかというと、下位モデルに比べ、抗ウイルス作用と微粒子の捕集能が向上という付加機能があるようです。
エアコンフィルターの交換記事を書くたびに「ボッシュから出たら交換します」と言っていましたが、それから足掛け3年、現行デミオの発売から4年目でようやく出ましたね。
ちなみに、この記事を書いている時点(2018年7月末)では、Amazon、楽天ともに取扱いがありませんでした。
しかし、MonotaRO(モノタロウ)では販売されており、定価が5,400円のところ、2,980円+税とかなりお得になっています。
早晩Amazonなどでも取扱いが始まるかとは思いますが、現状ではネット通販はモノタロウ以外では購入できません。
というわけで今回は私もモノタロウで購入。倉庫在庫は無いようで、取り寄せ3日以内発送となっていましたが、取り寄せに時間がかかったようで、発送されたのは注文から9日後でした。
到着・外観
まず、外箱がかなりでかいです。あと表面のモデル型番が印刷ではなくシールでした。出たばっかりで、箱のプリントが間に合わなかったんでしょうか。
構造が活性炭フィルターを中間にした3層なのはどこのメーカーでも同じようで、このへんは交換前のデンソーとも差がありません。
微粒子は3層目でキャッチするのも同様で、0.3μm以上の微粒子に対応しています。サイズによる透過率は表記されていませんでした(デンソー製は0.3μmは30%捕集)。
箱がめちゃくちゃデカかったのですが、色々なサイズに合わせた汎用のもののようで、取り出したエアコンフィルターは箱の2/3くらい。ダンボールのスペーサでかさ増ししてありました。
エアコンフィルターのほか、取扱説明書と交換時期シールが付属しています。
交換手順はこうして書くほど難しくは無いのですが、イラスト付きでしっかり解説してくれています。
エアコンフィルターの表裏。カラーは青で、プリーツの折返し回数はデンソーより少なめです。枠はプラ製ですが、しっかりとしており、歪んたりすることはなさそうです。
交換
グローブボックスを取り外し、エアコンフィルターにアクセス。
前回のエアコンフィルター交換は2017年の6月で、交換時期はほぼ1年でしたが、走行距離は大きく超えて40,700km。このペースで行けば、5年目を待たずに4年とちょっとで50,000kmに到達しそうです。ちょっと過走行気味ですね…
取り出したるは1年・13,000km使用されたデンソー製エアコンフィルター(左)。
こうして比べてみると、プリーツの折り目回数がデンソー製のほうが多いのがわかりやすいですね。
ちょっと寄ってみました。折り目の中にホコリ・虫の死骸・毛・木の葉・タンポポの綿毛なんかが大量に詰まっており、すごく汚いです。
エアコンフィルターを1年おきに交換って、ちょっとやりすぎでは?と交換前は毎度思うのですが、実際にこうして汚いのを見てしまうと「やっぱり交換してよかった…」としみじみ感じますね。
また、こうしてゴミがフィルターの目に詰まると、それだけエアフローが悪化しエアコンの効きが悪くなるということですから、特に今夏のような酷暑であれば、エアコン性能を維持し車内を快適にするためにも、絶対にエアコンフィルターは時期を守って交換すべきでしょう。
交換も簡単で、差し替えるだけです。
交換したエアコンフィルターにも書いてあるように、デミオのエアフロー(空気の流れ)は上から下です。中央左よりに下向きの矢印(↓)が書いてあるので、その方向で取り付けてください。
とはいえ、上の写真で見てわかるように、フィルターを固定する爪の大きさが上下で異なっているため、逆向きでは取り付けることができないようになっています。
これを忘れて無理やりフィルターを押し込んでしまい、フィルター枠を破壊するということがないように気をつけてください。
最後に交換した日付・走行距離をメモしたシールを貼っておきましょう。定期点検や車検で、新しいフィルターを他人に勝手に交換されてしまう、ということも防げます。
感想
ちょうど前のフィルターを使用中に禁煙したこともあり、フィルターについたタバコの臭いが少し気になっていたのですが、新しいフィルターはやはりエアコンの空気が綺麗になったと感じられて精神衛生上良いですね。
私は基本ずっと外気取り込みを使用しており、内気循環は長いトンネルに入ったときや外があまりにも臭い(牧場の堆肥の臭いや野焼きの臭いなど)とき以外は使用しません。
その分、車内で発生したタバコの臭いは外に出ていくため、エアコンフィルターに染み付きにくかったのですが、それでもタバコを辞めると分かるレベルで臭いの付着はありました。それが無くなったのも嬉しいですね。
また、外気取り込みは外の新鮮な空気を常時取り入れるため、車内の二酸化炭素濃度が上がりにくい・窓が結露しにくいというメリットはあるものの、外からのゴミがフィルターに付着することが多くなります。
そのため、外気取り込みを常用している方は、できるだけ適正時期でのエアコンフィルターの交換を行うことをおすすめします。DJデミオはかなり簡単な方で五分もかからない作業なので、ちょっと気になった方はぜひ。
今回購入したボッシュのエアコンフィルターの耐久性はまだわかりませんが、とりあえず一年間使用してみようと思います。