以前に使っていたMacBook Pro Mid 2015で使っており、その精度の高さと耐傷性から大変気に入っていたWraplus(ラップラス)のスキンシール。
先日発売になり購入した、新しい2018年モデルの15インチMacBook Proでも、2016年モデル〜用のものが使用できるようだったので、今回は2018年MBPにWraplusスキンシールを取り付けてみました。
Wraplusスキンシールについて
Wraplusは設計から生産まで一貫して日本国内で行う、主にApple製品に「貼る」タイプのスキンシールです。
その切出し精度は非常に高く、また0.2mmという薄さのため、機器の「裸」の状態の使用感をほとんど損なわないうえ、耐傷性・防汚性が高いので、デザインだけでなく実用性も兼ねています。
カラー・デザインの選択
Wraplusはカラーバリエーション・デザインの種類が豊富で、MacBook Pro用ではなんと31種類の中から好みのものを選択できます。デザインタイプも単色から、カーボン模様、果てにはウッド柄まで様々です。
以前使っていたMacBook Proでは「ネイビーブラッシュメタル」という金属系のデザインを使用していました。
「ブラッシュメタル」の名の通り、横に磨いたような荒いヘアラインが入ったデザインで、実際の手触りもザラザラしており、シールなのに金属に近く、とてもリアルでした。
今回、最初は「ブラックアブストラクト」という、流行りの曲線を主体にしたデザインタイプにしようかと思ったのですが、あまりデザインが前に出すぎていると飽きてしまうかな?と考え、最終的には手触り感も含め、前から気になっていたレザータイプにすることに。というわけで、「ブラックレザー」を購入。
貼り付け作業
パッケージ裏面には施工手順が書いてあり、Youtubeで動画によるHow toもありましたので、作業について迷うことはないかと思います。
MacBook Pro用のスキンシールは3枚のカッティングシートに分けて貼付してあり、それぞれ天板面用、底面用、パームレスト・筐体側面用が用意されています。
2015年モデル用は側面用のシールが無かったので、どのような出来なのか楽しみです。
レザータイプの表面アップはこんな感じ。
パッと見で、かなりレザーに近いと思いますが、どうでしょう?ツヤが抑えられているのが良いのかもしれませんね。
もし安っぽいフェイクレザーみたいな模様だったら別のデザインに買い換えるつもりだったのですが、結果的にはかなり満足の出来です。
さて、作業を進めていきましょう。
まず、付属のアルコールパッドで汚れや油脂などを落とした後、ミニクロスで拭き上げておきます。透明な画面用フィルムなどとは異なり、ホコリの混入は大して問題ではないため、普通の部屋の中で作業しても構わないとは思いますが、貼付面の払拭はしっかり行ったほうが良いでしょう。
今回は、貼り付ける面のアルコールパッドで拭く→クロスで拭く→スキンシールを貼り付ける、という手順で1面ずつ作業を行っていったのですが、貼り付けているうちにアルコールパッドがすぐに乾いてしまうので、手持ちの無水アルコールを使って補充していました。
アルコール入りのウェットシートなどを使うのも良いかもしれませんね。
次に、貼り付けの前に、説明書に従って、天面用・底面用のシール2枚を少しズラして台紙に貼り直しておきます。
この方法は、全部剥がしてリンゴマークやゴム足で位置合わせをするよりもずっと楽に正確に貼れたので、説明書を信じましょう。
まず天板面を貼り付けました。微妙に(0.3mmくらい)リンゴの位置がずれて納得行かず、2、3回やり直していますが、貼り直しは可能な素材なので容易です。
天板面のリンゴマークアップ。
スキンシールは完璧にリンゴマークとぴったりで、加工精度の高さをひしひしと感じます。それだけに、しっかりと位置を合わせてドンピシャで貼り付けたいところ。
次に底面の貼り付け。目安となるゴム足が4隅にあるぶん簡単かと思いましたが、表面と同じくらい時間がかかりました。
ゴム足はどれだけ完璧に貼り付けても若干上の写真のように、ごくわずかに位置がずれます。使っていればどうせ見えない裏面なので、個人的にはギリギリ許容範囲ですが、気になる人はいるかもしれません。
パームレストはシール自体が小さいこともあり、貼り付けはとても簡単です。
丸みを帯びたコーナーに合わせて貼り付けるようにすると、きれいに仕上がります。
難しかったのは側面用シール。特に裏のヒンジ部分にかなり時間をかけました。
上下幅がぴったりではない(微妙に足りないようになっている)仕様と、シール自体の長さが微妙に余るときがある(伸びている?)ため、何回も何回も微調整を繰り返しました。
粘着力が低下するかもしれないという懸念はありましたが、貼り付け後何度かカバンに出し入れしても問題なかったので、とりあえずは大丈夫でしょう。
イヤホンジャックとUSB-C(Thunderbolt3)端子。先にUSB-Cの端子に合わせて貼り付けた後、同じ量の隙間で右側のシールを貼り付けるときれいに仕上がります。
また、シール自体がとても薄いため、USBアダプタの差し込みには全く影響ありませんでした。
完成・感想
作業時間は1時間程度でしょうか。側面に時間がかかり、思っていたよりも長くなってしまいました。
ただ、時間をかけただけあり、仕上がりは大変満足の行くものになり、またシールのレザー感も高く、気に入っています。
上の写真は、MacBook Proの下にあるスツールが本牛革張りなのですが、比べてみてもあまり違和感なく見えませんか?
私がMacBook Proにスキンシールを使う前は、樹脂製のはめ込み型クリアケースを使っていました。
しかしちょっとした衝撃で角がひび割れてみすぼらしくなったり、隙間からゴミが侵入して汚くなったりと、最初は満足しているのですが、数ヶ月と使っている内にどんどん汚れていき、不満が出てきます。
その反面、スキンシールはプラスチックよりも傷に強いため、きれいな状態を長い間保つことが出来ますね。さらに、使っていてもしデザインや色に飽きても、剥がして張り替えるだけなので、模様替えも簡単なのも良いですね。
というわけで、今回はちょっと冒険してレザータイプのスキンシールを使ってみましたが、個人的には大正解でした。