前回交換から1年半経ったので
前回、上のエアコンフィルターの交換記事を書いたのが、2015年の11月でした。
あれから1年半、距離も15,000km以上走り、なんだか最近エアコンから異臭もしてきたため、このたび2度目のエアコンフィルター交換と相成りました。
1年半前はエアコンフィルターの選択肢も少なく、無駄に高い純正品か、安いパシフィック工業かの2択だったのですが、あれから時間が経ったこともあり、2016年にはデンソーからもDJ3/DJ5デミオ用の社外交換品が販売されていましたので、今回はデンソー製を購入してみました。
購入
Amazonや楽天、ヤフーショッピングなど各ECサイトで取扱はありますが、現在のところAmazonでもマーケットプレイスのみの販売なので、手持ちのポイントや開催中のキャンペーンなどと相談の上、お好きなところで買って下さい。
ちなみに今回私は期間限定のTポイントが3000ポイントあったためYahoo!ショッピングで購入しました。
どこの通販サイトも、送料を含めると3000〜3,500円前後になると思います。
フィルターインプレ
届いたフィルターがこちら。デンソーって感じですね。
型式番号は「DCC4009」、品番は「014535-3700」
適合は現行型のデミオ、CX-3の全車種です。
AmazonでDCC4009を検索すると、なぜかCX-5用のDCC4008も出てくるので、間違って購入しないように気を付けたいところですね。もちろんCX-5用は形状が異なるため、取り付けはできません。
ちなみにこの型番のエアコンフィルターの定価は4,500円なので、基本定価販売のカー用品店で買うよりは、送料を加味してもネットで買ったほうがお得でしょう。
クリーンフィルターの表面(吸気面)。
デンソーエアコンフィルターの緑色が、いかにも効きそうな雰囲気を醸し出しています。
汚れが分かりやすく、交換時期の判断がしやすいのもいいですね。
後でいままで着けていたパシフィック工業との比較画像も掲載しますが、パシフィック工業のものよりもプリーツ(折り目)の数が多く、集塵性能も高そうです。
クリーンフィルターの裏面(排気面)。
まったくもってフツーです。特に何も言うことはないですね(笑)
フィルターの機能面はかなり充実しており、パシフィック工業のCシリーズではなかった「抗ウイルス機能」「抗菌・抗カビ機能」が付いており、カビ臭の発生なども抑えられそうです。
粒子径2.5マイクロメートル以下の粒子、いわゆる「PM2.5」についても除去率90%以上となっています。
カーエアコン用フィルターの最も優秀な集塵性能を持つもの(東洋エレメント製・エアクリィーズPlus)でも1-2マイクロメートル以下で最大95%なので、割と高性能なほうに入ると思われます。
交換時期シールも同梱されています。貼っておくとディーラー点検などで勝手に交換されることもなくなるので、是非記入して貼り付けておきましょう。
交換
交換作業については、あまりにも簡単で説明するまでもないレベルなのですが、前回のDIY交換時の記事で解説してありますので、よろしければ御覧ください。
新品のエアコンフィルターに交換後の画像です。当然ですがガタつきなどもまったくなく、さすがはデンソーといったところでしょうか。
フィルターの箱にも書いてありますが、↓AIR FLOWと書いてある文字が読める向きが正しい方向です。逆にしても入りますがエアコンフィルター本来の性能が発揮されないので、フィルターの方向だけは気を付けて下さい。
フィルター比較
取り外したパシフィック工業製エアコンフィルター(PC-411C)と、今回購入したデンソー製エアコンフィルター(DCC4009)を並べてみました。
こうして比べてみると、プリーツの折り目の数も全く異なりますし、目の向きも違いますね。
目の向きに関しては、縦向きでも横向きでもほとんど性能に変わりはないでしょうが、プリーツの目数は集塵性能や風量に大きく影響するため、外観だけで判断した場合、デンソー製のほうが高性能な可能性が高いです。
フィルターの汚れ
ちなみに1年半、15,000km走ったフィルターを拡大するとこんな感じ。
目の奥に細かいホコリのようなものが大量に溜まっていて汚いです。そして毎回くっついているタンポポの綿毛。
フィルターを嗅いでみると、なんだか酸っぱい臭いがします… すえた臭いっていうんですかね?
そりゃあ車内の匂いが気になってくるわけですよね。
まとめ
1年半前にエアコンフィルターを購入した時は、高い純正品か、安いパシフィック工業製かの選択肢しか無かったのですが、ようやく純正品同等レベルの性能を持った、有名メーカーの製品が登場しました。
価格もパシフィック工業とデンソーの間にほとんど差がなく、またデンソー製には抗菌・抗カビ機能などが付属し、外観上フィルターの性能も高そうなため、今となっては、あえてパシフィック工業のPC-411Cを選ぶ必要性がなくなってしまいました。
パシフィック工業の集塵のみの安いほうのフィルター(PC-411B)はその激安っぷり(1200円前後)から、ハードな使用をする方などには向いていると思うのですが…
BOSCHのアエリストなども参入してくれると更に商品選択の幅が広がるのですが、今のところ出て来る気配はありませんし、これからは手に入りやすく性能も良いデンソー製が、デミオの交換用エアコンフィルターのスタンダードになっていく予感がしますね。