先月のアテンザ・アクセラ、CX-5のリコール、初代デミオやファミリアなど旧モデルのリコールに引き続きDJ系デミオとCX-3へのリコールが本日国交省に届け出されましたね。
しかも2箇所同時のようで、
1) エンジン補機ベルト(オルタネータベルト?)の強度不足のため、破断する可能性があり、オルタネータ停止・冷却水ポンプ停止に繋がり、最悪エンジン停止に至る。
2) 燃料フィルタのドレンプラグの根元が平面でないため、ガスケットの変形が起こる可能性があり、燃料漏れに繋がるおそれがある。
となかなかクリティカルな内容です。
リコール内容
2015年1月以降、すでに(1)で106件、(2)で32件のトラブルが上がっているようです。幸い事故には繋がっていないようですが、特に(2)の燃料漏れは危険ですね。
該当車種はデミオ/CX-3ともに、DJ5FS/DK5FW(XD、XD Touring、XD Touring LパッケージのFF車)DJ5AS/DK5AW(XD、XD Touring、XD Touring LパッケージのAWD車)と、1.5Lディーゼルほぼ全車にあたります*1。デミオの車台番号や製造期間などはAWD・FFでやや異なるので下の画像やマツダのホームページを見て下さいね。
ですので、今までにデミオ・CX-3を購入された方はほぼ全車リコール対象にあたるということですね。もちろん私も両方該当していました。
おそらく早い段階でディーラーからダイレクトメールなどで連絡が来るはずです。
まあ、リコールが出たからといって、すぐにその症状が出るわけでも無いのですが、遠出などには不安が残ってしまいますね。なるべく早いうちに対策していただきたいところです。特に北海道で遠出中、夜にエンジン停止したら最悪車内で死にますからね。
ただ、台数がかなり多いのでディーラーの整備工場のほうはてんてこ舞いになりそうです。ダイレクトメールを送ったり電話など対応に追われる営業さんも明日から大変でしょう。いきなり押しかけて修理を迫ったり、電話で問い詰めたりしないように、良識あるデミオ乗りであることに努めましょう。
以下にマツダリコール情報からのスクリーンショットを貼っておきます。
気になったのはリコール(2)の改善箇所説明図、マイクロソフト・Wordでめちゃくちゃ急いで作ったのか知らないですけど、文法ミス校正の波線が残ったままですね... スクショで画像化した可能性が...?
感想
消費者が自動車の各問題に非常に神経質になっているこの時期に、立て続けにリコールを出してしまったマツダですが、リコールというものは自動車を作っている会社ではどこでもありえるものです。
私はむしろ、この最悪のタイミングにおいてリコールを包み隠さずに、しっかりとすべて公表したマツダの真摯な企業姿勢には関心しました。
リコールというか、社内で不具合箇所が見つかっても、車検とか1年点検のときにコッソリ直すようなメーカーもありましたからね...
マツダはこれをバネにして、もっと良い車を作り続けていってほしいと思っています。
追記(11/28)
27日の夜に担当営業さんから電話がありました。数日中にダイレクトメールが届くはずですが、対策部品はすでにディーラーに用意されておりリコール対応作業はいつでも大丈夫なので、入庫前に連絡ください、本当に申し訳ありませんでした...とのことでした。来週中に行ってこようと思っています。
リコール詳細画像
*1:ただし、ほんのごく一部の車台番号を除くようなのでディーラーに確認して下さい。