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ブリタの浄水器は本当に機能しているのか

一ヶ月前に、アマゾンでブリタの浄水器"リクエリ クール"を購入した。
レビューを読んで、調理用やコーヒーメーカーで落とすときなどに使えると踏んでの投資である。
正直、見た目ただのポットに3000円も出すのは惜しかったのだが、今では2日で1〜2リットル程使用できているので、
ミネラルウォーターを買うよりはコストパフォーマンスが良い。これを買ってから、水を良く飲むようになったのだし。

さて、理系人間として殊更気になるのが、ブリタが謳っている「浄水能力」が本当なのかどうか、ということ。

ブリタが謳う浄水能力

水道水のように、透明なもの(目に見えないもの)だからいくらでもごまかしが利くのではないかと疑ってしまう。
そこのところ、ブリタによれば、

<ブリタ>の浄水能力
<ブリタ>のポット型浄水器は、交換式のフィルターカートリッジを使用しています。これは鉛、塩素、トリハロメタン、銅、アルミニウムに加え、農薬やカビ臭といった不純物を取り除きます。また、石灰分(一時硬度)も除去します。これはお茶やコーヒーの表面に現れるうすい膜や、やかんにつく水垢の原因となるものです。

(BRITA JAPAN)

だそうで、水道水内の残留塩素を初めとする様々な不純物をフィルターが浄化しているとのこと。
ブリタのページには、ブリタで濾過した水で作った紅茶と、水道水で作った紅茶の比較画像が張られていて、
これがまたPhotoShopで弄くったようにわざとらしく加工してあるように見えるのだが、
実際のところ、本当に濾過されているのだろうか。

実際に試してみた

金属を析出させる器具や薬品はあいにく持ち合わせていないので、
今回は水の中の残留塩素を検出するDPD試薬*1を用意した。
残留塩素は所謂カルキで、水道水を殺菌するために投入されるが、独特の臭みをもつ。
DPD試薬を投入した結果が以下の写真である。


コップの大きさが違うので、大体の量であわせてある。
そして、左から、ブリタの濾過水、蛇口に付けている簡易フィルター(ロカシャワー)を通した水、水道水である。
一目瞭然であるが、ブリタの濾過水は全く塩素を検出していない。塩素濃度が、0.05ppmでも若干ピンクに変色するくらい検出性が高い試薬なのだが、完全な透明である。
一方、カルキ抜きを謳って販売されていたロカシャワーは全く塩素を濾過していなかった。しかし取り付けから半年ほどたっているため交換時期が来ていたのかもしれない。ただ水道水と全く色が同じだったのには少々驚いた。
色の対応表から見るに、どちらもカルキ濃度は0.4ppm程度だろう。




まとめ

結論から言えば、ブリタさん、疑ってごめんなさい、である。
これなら交換用カートリッジがちょっとお高いのも、アマゾンでほとんどのレビュアーが★5個をつけているのにも納得できた。この浄水器、これからも愛用していきたいと思う。ただアクエリは1.1Lとやや容量が少ないので、2Lくらい入るタイプのがほしいなあ。

*1:N,N-ジエチル-p.フェニレンジアミン硫酸塩・無水硫酸Na