CORSAIR社製の簡易水冷CPUクーラーユニット、CWCH60(H60)を購入。購入価格8480円。
CPUの冷却に水冷を使うのは、冷却水漏れによるパーツ損傷のリスクとか導入コストを考えて今まで全く候補には無かったのだが("水冷"って響きがどことなくOC廃人の雰囲気を醸し出してたのもあった)、近年登場し始めた簡易水冷ユニットの進歩がめざましく、とうとうウチの自作機にも導入の運びとなった。
取り付け
とても簡単、とネット上の評価では言われているけど、大体あってる感じ。従前の自作機のクーラーは、フィンが大きめの「忍者弐」を使用していたので、そちらを取り外すほうが苦労した。
また、写真のレイアウトは1度目に取り付けをしたときのものだが、この取り付け方向だと、ヒートスプレッダに片当たりしてしまい、全く冷えなかったので、仕方なく90度回転して取り付けたところ、完全に密着した。美観的にはCORSAIRの文字が自作機の設置方向と垂直になってしまい、あまり美しくない。ちなみに、グリスはクーラーに購入時から塗ってある。材質は不明。
ファンは後面吸気の位置のものに装着。空冷クーラーのフィンが消えただけでケースのなかがとてもすっきりするのが嬉しい。
負荷試験
▲空冷「忍者弐」アイドル状態 ▲空冷「忍者弐」負荷状態
▲簡易水冷「CWCH60」アイドル状態 ▲簡易水冷「CWCH60」負荷状態
CPU温度の検証にはフリーソフト「Core Temp 0.99.8 for 64bit OS」を使用。
CPU負荷試験に用いたのは「prime95」を最大負荷の設定で使用。
室内気温は27℃。
結果として、アイドル時で3〜7℃、負荷時で10〜15℃冷えるようになった。
まとめ
取り付けも簡単で、ケース内もすっきりと見えることでいいことずくめのクーラー交換だった。
フリーメンテナンスを謳っていて、冷却水の交換不要、2年間の保証期間とのことであるが、ホース部や内部の冷却水に経年劣化については使用期間が短いこともありまだ未知数の部分である。
また、つい昨日に次世代ソケットLGA2011とAM3+に対応した同社の新製品「CWCH80」が発売した。こちらはツイン120mmファン、ファンコントロール搭載、動作状態LED、Corsair Linkコネクタ、さらに5年間保証と、至れり尽くせりのフラッグシップモデルとなっている。
CWCH60よりも市価で4000〜5000円ほど高価ではあるが、これから簡易水冷を購入するのであればソケットの将来性があり機能もよいこちらを検討するのもアリかもしれない。