How to buy at GearBest.com -ギアベストの歩き方-

GearBestトップ

皆さん、海外通販(個人輸入)していますか?

一昔前まで、ネットでの海外通販はかなり敷居の高いものでした。

というのも、まず言語はその現地語のみで、ブラウザには今のChromeの機能のようにページ単位で翻訳するサービスもありませんでしたし、決済もグローバルブランドのクレジットカード(VISA, Master)のみ、日本への発送がない場合はこちらからメールを送って交渉、いざ注文が通っても日本に来るまでは1,2ヶ月がザラ…なんて時代でした。

実際、私も大昔にイタリアからバイク用のパーツを取り寄せたりしていますが、その頃はバカンスシーズンでもないのに発送までに1ヶ月、更に到着まではFedexを使っているのにもかかわらず2週間(誤配もあったのですが)という、気の遠くなるような世界でした。

それが今では日本語対応(機械翻訳の場合も多いですが)していることはほぼ当然、決済はPaypalを通すので安心安全、大きなところでは日本に倉庫を構えていたり、日本語の話せるカスタマサポートを用意しているところも増えています。

その中でも、お隣中国のGearBestはAliExpressと並んで巨大なeコマースサイトです。

両社の違いとして、AliExpressは楽天市場のように異なる出品者(Seller)が様々な商品をAliExpressで販売しているのに対し、GearBestは香港、中国、EU、そして日本など、世界各地に倉庫(Warehouse)を持ち、そこから自社で販売・発送しているという点。

AliExpressが日本の楽天市場やヤフーショッピングのようなeコマースサービスだとすれば、GearBestはAmazon.co.jpのような販売方式を採用しており、商品の発送なども、当たり外れの多いAliExpressのSellerよりも若干安定しています。

今回は、そのGearBestについて、買い物の仕方やサイトの使い方やセールの見方などを解説していきます。

日本語化の方法

ブラウザはGoogle Chromeを使用している前提で解説しますが、基本的にはどのブラウザでも操作方法は同じです。

GearBestに初めてアクセスした時、つまりCookieなどが残っていない状態の場合、言語は英語で表示されます。

日本語化の方法は、Google Chromeを使っている場合2通りありますが、どちらも同じサービスを利用しているので翻訳精度に違いはありません。

GearBest表示言語1

1つ目はChromeに備え付けられている翻訳ツールを使う方法。日本語以外のサイトにアクセスした時に、ページ上部に「これは英語のページです。翻訳しますか?【いいえ】【翻訳】【英語を常に翻訳】」というツールバーが出てくると思いますので、そちらの翻訳を押すことで、そのサイト内では常に日本語に翻訳されて表示されます。

GearBest表示言語2

2つ目はサイト上部にある、黒のメニューバーから「Language▼」をクリックし、表示されたリストから日本語に変換する方法。

こちらを選択しておくと、お使いのブラウザのCookieにその選択が記録されますので、次回以降は表示言語の切り替えが不要です。

GearBest翻訳3

日本語に切り替わると画像など翻訳できない部分以外の英語は全て日本語で表示されます。GearBestは中国のサイトですが、基本的に商品画像の中でも中国語は使われないので、画像の文字もなんとなく意味はわかると思います。

ただし、このページ翻訳はどちらもGoogle翻訳機能を使っていることに注意して下さい。いくら最近の自動翻訳精度が上がったとは言え、細かいニュアンスやスペックなどは、元の英語表示のほうが解りやすかったりします。

また、通貨単位・配送先の国に関しては、一般的なインターネットアクセスの場合、アクセス元の国別ドメインを判断して自動で日本宛・日本円に変わりますので変更は不要ですが、万が一変わっていない場合は、Languageの隣りにあるShip to United States/USD(例)から変更可能です。

 

アカウントの作成

GearBestでの買い物には、アカウントの作成が必要となります。

英語での入力となりますが、基本的には日本の通販サイトとなんら変わりはないので、難しくはありません。

アカウント作成1

まず、トップページの右上にある「サインイン」をクリックし、「登録」ボタンをクリックします。

アカウント作成2

すると、上のようなサインイン/登録のフォームが出てきますので、登録(Register)をクリックします。

上から、Eメールアドレス、使用するパスワード(8文字以上でアルファベット・数字が混合したもの)、上で入力したパスワードを再入力、不正防止の画像認証(右の画像に表示されている4文字のアルファベットを入力)となっています。

パスワードはなるべくオリジナルのものを使用し、他サイトとの併用は避けましょう。

アカウント作成3

各フォームに入力し、「登録」ボタンを押すと、メールアドレス宛にアカウント有効化用のアドレスが記載されたメールが届きます。

このメールにあるURLをクリックすることで、本人確認が完了し、GearBestで買い物が行えるようになります。

万が一メールが届かない場合、遷移後の画面で「再送信」を押すか、迷惑メールフィルタに引っかかっていないか確認して下さい(基本的にメールは即時で届きます)。

住所の登録

住所の登録1

問題なく本人確認が完了した場合、上の画面が表示されていると思います。

このまま右の「チェックする」ボタンを押して、配送先住所の登録を行いましょう。

住所の登録2

右のボタンを押すと、マイページに移動します。アバターアイコンの横にある「プロファイル編集」ボタンを押しましょう。

また、その下には所持しているポイントが記載されています。ポイントはGearBestでの買い物で溜まり、50ポイント=1ドル(約108円)として使用できます。

住所の登録3

「プロファイル編集」を押すと、下の部分が切り替わります。タブの中から「住所録」を選択し、「新しいアドレスを追加」を押して下さい。

住所の登録4

すると住所の登録フォームが出てきます。

上から

ファーストネーム(First Name):名、自分の名前 山田太郎さんの場合"Taro"

ラストネーム(Last Name):姓、自分の名字 山田太郎さんの場合"Yamada"

電子メールアドレス(E-mail Address):本人確認時に使ったメールアドレスなど、有効なものを入力

国/地域(Country / Region):居住国を選択(これを選択すると他のフォームもその国にあったものに切り替わります)

郵便番号(ZIP / Postal Code):7桁の郵便番号を入力(ハイフンは不要)

州/都(State / Country):都道府県を選択(翻訳している場合、一部の県の表示がおかしくなるので注意)

市(City):市町村名を入力(札幌市の場合Sapporo-shi、ニセコ町の場合Niseko-cho)

住所(Street Address in English):市町村以下の住所を英語で入力。上の画像では、札幌駅前の紀伊國屋書店2Fにあるスターバックスコーヒーの住所を例として記載しています。

上段には市町村以下の住所(区域名、町名・通名、丁目、番地)を逆から入力

例…中央区北5条西5丁目7→7, Kita 5-jo, Nishi 5-chome, Chuo-Ku

例2… 花園2丁目12番1号→12-1, Hanazono 2-chome もしくは 2-12-1, Hanazono

下段には建物名や会社名、部屋番号や階数などを入力します。

例… Sapporo55(という名前のビル)2F→2F, Sapporo55 (Bldg.)

例2…ザ・札幌タワー琴似 3030号室→#3030, The Sapporo Tower Kotoni

住所(日本語):日本での通販と同様に、全て日本語で入力。

電話番号(Phone Number):市外局番の先頭の0を抜いて入力。というのは、0が「国内通話」のためのプレフィックスであり、左に書いてある+81というのが国番号というものだからです。

詳しく説明するのは省きますが、とりあえず海外通販で電話番号を入力する場合、携帯電話番号だろうが固定回線だろうが最初のゼロを抜いて入力するとだけ覚えておけばOKです。また、ハイフンは有っても無くても大丈夫です。

ちょっとでも住所の書式を間違えると届かないんじゃないか!?と不安に思う方もいるかも知れませんが、どんなふうに入力したとしても、実際に日本で配達を行うのは日本語をしゃべる日本の業者ですから、割と適当でもちゃんと届きます。日本の物流スゴイ。

ここまで完了すれば、あとはショッピングを楽しむだけです!

 

商品を購入する

目当ての商品を探す

残念ですが、サイト内の商品検索については日本語入力には対応していません。

たとえば、シャオミのスマートフォンが欲しいから「シャオミ スマートフォン」と入力しても、1件も検索に引っかかりません。"Xiaomi Smartphone"と入力する必要があります。

一番良いのは上のように英語で検索ワードを入力することですが、欲しいもののカテゴリ・メーカーが分かっている場合は、数クリックのみで簡単にたどり着くことも可能です。

カテゴリ表示

スマートフォンやタブレット、パソコンなどの情報機器の場合は、トップページに表示されているカテゴリ(Shop by Department)ですでにかなり分かりやすく分類されているため、さきほどの「シャオミのスマートフォン」も、たった1クリックで到達できます。

カテゴリタブはAmazon.co.jpのようなフロートを使った直感的なものなので、使い方も簡単かと思います。

倉庫について

GearBestは世界中に数多くの倉庫を持っており、サイトに表示されている在庫は全て倉庫毎に表示されます。一番在庫の種類が多いのは恐らく中国(China)、スマートフォンなどのIT機器の在庫が豊富なのは香港(HK)でしょうか。

倉庫1

たとえば、Xiaomiの極薄ラップトップ Xiaomi Air 12を見てみると、上の部分にWarehouse Optionとあり、China、HK、G-W-4、G-W-5と4個のラジオボタンがあるのが分かると思います。

これは、商品の在庫が4つの倉庫にあり、自分でどこの倉庫から購入するかを選択できる仕組みです。

ただし、倉庫間は在庫を共有しておらず、またそれぞれ価格やセール期間も異なります。

倉庫2

例えば上のスクリーンショットのように、中国倉庫では定価販売で発送予定日が1ヶ月先のものが、香港倉庫ではセールで14%OFFで販売している上に、発送予定日も数日以内、なんてこともよく目にします。

なお、G-Wと名の付く倉庫はヨーロッパ所在(原則的に末尾の数字が国の固有番号)なので、日本からは送料が高く、また時間もかかります。

逆に、中国・香港倉庫は日本への配送は迅速です(香港は出国税関が中国よりも厳しいので時間がかかる場合もありますが)。

このため、基本的に日本からの注文は、中国倉庫・香港倉庫・日本倉庫(と米国倉庫)がメインとなります。ただ、どうしても欲しい商品がその倉庫にしかない場合、あえて使うのも1つの手ではあります。

また、GearBestは違う倉庫同士の注文でも決済は一度で済みますが、送料は各倉庫ごとに掛かります。また、合わせ買いや一定価格以上で使えるクーポンなどの条件の計算も難しくなりますので、よっぽどのことでない限りは、1回の注文は1つの倉庫でまとめて購入したほうが発送も早く、トータル金額も安上がりになります。

発送について

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GearBestの発送形態はやや複雑です。

まず、倉庫ごとにそれぞれ使用可能な発送方法が異なります

発送1

上の画像は中国倉庫から各国までの到着日数の統計(何日以内に着いたのが何%か)です。中国倉庫からの発送方法は、無料配送(Registered Air Mail or Unregistered Air Mail)と各国優先配送(Priority Line)、更に早いExpedited Shippingの3種類あります。

まず無料配送の場合、ほとんどの品物では追跡番号が発行されますが、運送会社がChina PostだったりSingapore Postだったりするため、到着日数はかなりばらつきがある印象です。表を見ても、1週間以内に日本へ到着したものはありませんね。長いものだと1ヶ月以上かかることもあります。安価で全く急がない商品ならば使用しても良いと思います。

優先配送(Priority Line)は日本専用の航空便で、佐川急便またはEMS(香港倉庫の場合)で届きます。どちらも当然追跡番号が発行されますが、前者の場合は日本に到着後から追跡が可能になります。EMSは「国際スピード郵便」の略で、日本ではJapan Post、つまりは郵便局が取り扱います。こちらは中国で発送された時点から日本郵便サイトで追跡が可能になります。到着日数を見ても、1週間以内の到着が95%以上と非常に優秀です。

ある程度高価な商品(スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど)を購入する場合、こちらを選択することで、迅速かつ安全に商品を受け取れることでしょう。

追加の送料として、およそ400〜1000円程度必要になりますが、私は10,000円を超える商品がある場合こちらを選択することが多いです(注文金額に応じて追加送料が安くなるサービスが設定されているため)。

さらに高速な配送方法として、Expedited Shippingがあり、こちらは国際ロジスティクスの最大手であるDHLによる運送となります。

当然、日本への到着は非常に早くなることが多いですが、注意すべき点として、DHLにはリモートエリアという概念があります。

これは、あなたの住所はDHLの営業所から離れているから、そこに配達する時は追加で手数料もらうよ、という地域のことです。

日本の場合、東京エリア・大阪エリアと、空港が近くにある政令指定都市以外は基本的にリモートエリアと考えたほうがよいでしょう。このリモートエリアへの配送のときは、到着時にDHLから追加で送料の請求(Remote Area Fee, 2500〜3000円)がくるため、地方への発送の場合は送料が非常に高額になる上、Priority Line並かそれ以上時間がかかることがあり、地方在住の私は今まで一度も使ったことがありません。

ただし、都市部在住の方は最速で2, 3日で到着することも期待できるので、急ぎの場合などには非常に有用な選択でしょう。

 

決済について

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決済方法はPayPal決済、クレジットカード決済、Wire Transfer(電信送金)、口座振込などがありますが、日本からの注文はほとんどがPayPalとクレジットカード決済でしょう。

クレジットカードには、付加価値として独自のショッピングプロテクト(買い物補償)が付いているものもありますが、PayPalはその部分がとても強力で、不配や事故などの際は、ほぼ確実に支払った金額が払い戻されます。

利用にはPayPalへのクレジットカードまたは銀行口座の登録と、多少の為替手数料(通販サイトで購入時に両替が発生する場合のみ。GearBestは日本円払い可能なので手数料不要)がかかりますが、相手先にクレジットカード情報が行かないうえ、買い手保護制度も充実しており、よっぽどのことがない限り私は海外通販を利用する際にはPaypalしか使いません。

特にGearBestでの買い物の場合は、為替手数料がかからないため、積極的に利用しない理由が見つかりません。

クーポンの使い方

GearBestは公式ブログやサイト内などでクーポン(プロモーションコード)の配布を行っており、こちらを上手く利用することで、更にお得に買い物をすることが出来ます。

ただし、条件が複雑なもの(〜円以上で◯%OFF、〜円以上で◯円引き)や、「セール併用不可」つまり「Flash Sale商品にも使えるが、クーポンの適用は通常時の価格に対して(クーポンによる値引き幅がFlash Saleの値引き幅よりも小さくなることもあるので要注意)」などのクーポンもありますから、使用の際はしっかりと確認が必要です。

クーポンの使い方は特に難しくはありません。

クーポン1

ショッピングカートのページ下に「Promotion Code」の入力フォームがありますので、そこに有効なクーポンコードを入れて適用させるだけです。

なお、商品ページから"Add to Cart"(カートに追加)を選ばずに"Buy Now"(今すぐ買う)を選択した場合、いきなり注文確定の1つ前のページまで飛ぶため、クーポンを入力することが出来ません。

クーポン2

ショッピングカートのページでクーポンが適用されれば、価格が修正(Fixed Price)されて表示されますので、そのまま下のProceed to Checkoutを選択して決済すればOKです。それ以外のページ遷移(戻るなど)を行った場合、クーポン適用が解除されることがありますので、注意して下さい。

セールについて

フラッシュセール

GearBestでは定期的にセールが行われており、価格も非常に流動的です。特にIT機器の場合は目まぐるしく値段が変わりますので、定期的なチェックが安く目当ての商品をGETするコツといえるでしょう。

セールの種類には以下のものがあります。

Flash Sale(フラッシュセール):毎日行われているセール。24時間おきに更新(UTCで午前7時、日本時間で16時)されるので開催期間は短いが、様々な商品が対象になることがある。

春節セール(旧正月セール):中国の旧正月(1月後半〜2月前半ころ)に行われるセール。春節は中国で一番長い連続休暇で、凄まじい人の移動量と経済効果がある。

独身の日セール(11月11日セール):最近定着した最大のインターネット商戦日。前日からのカウントダウンを含めて、各所で大々的にバーゲンが行われる。

その他時候セール:クリスマス、年末年始、ブラックフライデー、イースター、ハロウィンなど。

各国限定セール:その国にある倉庫の商品をはじめとした、各国に合わせたセール。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一見敷居が高く感じる海外通販ですが、最近では到着も早く、決済も安全になりました。

それでいて日本で同じものを買うよりもずっと安く手に入るのですから、使わない手はないですよね。私もVape用品はGearBestでばっかり買ってます。アトマイザーとかは日本のVAPE専門店の半額くらいで買えてしまうので…

最近は円相場も円高気味になってきていますから、海外通販おすすめですよ!