Aprilia RS125のチャンバー・サイレンサー(マフラー)をArrow製に交換

イタリアのパーツショップに注文していたArrowのレーシングチャンバーとサイレンサーが届いたので、ここ数日で交換した。
日本で購入すると6万〜7万程度だが、ユーロ安も手伝って3万程度で購入できた(別に送料が約1万円程度)。
ArrowのRS125用チャンバーというと、どこを探してもほとんどがカーボンケブラー模様のサイレンサーしか売っておらず、

▲こういうタイプ
RS125の純正に近いチタニウムタイプがないかと探していたところ、丁度探していたようないい感じのものを見つけたので
早速注文したのが先月1月中頃の話。10−15日で到着、とのことであった。
しかし、やはりというか何というか。イタリア人の気質なのかなんなのかはわからないが、荷物が発送されたのは一ヶ月後のことだった。恐るべしラテン気質。
発送後もFedexが3回も誤配をしていたこともあり、到着がかなり遅れてしまったのであった。

▲待ちわびたご対面。

▲独特の形状のサイレンサー。


 



そして次の日から取り付け作業に入った。
まず両側のアッパーカウルとアンダーカウルを取り外す。またラジエーターもチャンバーを取り外すときにかなり邪魔なので、
上を止めているボルトを外して作業スペースを確保しておく。このときラジエーターフィンを潰さないように注意。
そしてサイレンサーホルダーも外し、サイレンサーとチャンバーを止めているボルトも外し、バックステップ下の
チャンバーを止めているボルトも外しておく。
これで後はマニホールドを止めているボルトを外してスプリングを外せばチャンバーはとれる。
取れる、と書いたが実際私が一番苦労したのはここで、チャンバーとマニホールドを固定しているスプリングが全く外れなかったのである。
ラジオペンチで挟んで引っ張ったりしていたのだが、そのときにKTCのラジオペンチが折れて弾け飛んだりして大変な目にあった。
結局はひとつはワイヤーニッパーで切断、もう一つは一時間程度かけてごり押しで外した。
KTCからこういったスプリングを外すのに大変便利な「テンションスプリングツール」なるものが出ていることを知ったのはこの後である。

その後雨が降ってきて作業は一時中断。ガムテープは強風で飛ばされないようにするため。
こうしてみるとモタードっぽく見える気がする・・・

雨も上がり作業再開、いよいよチャンバーの取り付けにかかる。
といっても大して難しい作業ではなく、不安だったスプリングの取り付けも意外とすんなりいった。
排気漏れがないかもよく確認するため、この状態で一度エンジンをかける。
そしてこれがほぼ直管なので大変やかましい。後の動画でも撮っているが、あまりにもうるさいのですぐにエンジンを止めてしまっている。

▲マニホールド部分。スプリングを通すL字のパーツは共用なのでさびさび。
そしてステップ下の固定もしっかりとすませ、サイレンサーを取り付ける。
これは露出している部分なのでチャンバーに比べるととても楽な作業だった。こちらも排気漏れには十分気をつける。
そして元通りにカウル類などをつけて作業終了。
キャブレターの調整は後日行った。





▲装着画像。排気口付近に、薄いアローのエンブレムが刻印されていて、地味ながらかっこいい。
また、今回装着前(純正)と装着後(Arrowエキゾースト)のサウンドテストと、サイレンサーをつけない時のチェックを撮影し動画にした。
携帯電話の撮影なので音声が64kbpsと低く、あまり違いがわからなくなってしまっているのが残念。
Arrowのほうは純正と比較して、アイドリング時の音が太くやや金属的になり、上の回転までよく回るようになった。
ただし高回転時の音量もけっこうやかましいので注意したい。

Aprilia RS 125 '07 Sound Test ARROW Exhaust