2018年モデルの15インチMacBook Proを(ほぼ)特盛で買ったのでMid 2015と比べてみた

MBP2018top

2018年6月のWWDCではなんの発表も無く、おそらく今年は出ないと思われていた新型MacBook Pro。それがなんと、7月の中旬に突如発売されました。

初出となるような目新しい機能はなく、ぶっ飛ぶような大きな進化もないものの、CPUが6コアの第8世代Intelを搭載、メモリがとうとう最大32GBまで搭載可能という、順当なモデルチェンジといったところでしたね。

私も今使っているMacBook Proが2015年のモデルで、写真の処理やゲームなどがかなり重たいため、流石にそろそろ買い替えたいな、今年発売されたら買おうかな…と考えていたので、発売されたばかりのこのタイミングで新型MacBook Proへ買い替えることにしました。

購入スペック

specs

今回は15インチの特盛モデル…と言いたいところですが、SSDを4TBにすると、+35万の合計70万円オーバーというとんでもないことになるため、SSDは据え置きの512GBで、それ以外を特盛にしました。 牛丼のアタマ特盛みたいなものです、多分。

そもそもSSDに関しては以前の256GBでちょっと足りないくらい(重たいデータはほとんどCloudやNASで管理しているため)ということもあり、512GBでもしばらくは困らないかな…と考えたため。今考えたら1TBでも良かったかなーとは思いますが…

SSD以外のCTOは、CPUをCore i7 2.6GHz 6コアからCore i9 2.9GHz 6コアへ、メモリを16GB DDR4から32GB DDR4へ、外部GPU(Discrete GPU)をAMD Radeon Pro 555XからRadeon Pro 560Xへ…と変更。

カラーはせっかくなので未経験のスペースグレイ、キーボードはUK(英国)配列としました。キーボード配列の選択理由については後述します。

外観レビュー

外箱

Apple Online StoreでCTOしたのが7月14日、発送されたのが18日、到着したのが22日。香港発送の国際宅急便なのに早かったです。

開封の儀

ビニールに包まれているのを忘れていたため、ぱっと見シルバーかと思いました。2015年モデルと比べると、ロゴが白くならない(バックライト透過で光らない)のは寂しいですね…

アクセサリー2
アクセサリー1

アクセサリー類は相変わらず超ミニマル。2016年モデル以降、MagSafe2アダプタ(磁石でくっつく電源ケーブル)が廃止されたのは知っていましたが、ACアダプタとUSB-Cケーブルが別なのは知らなかったです。

ACアダプタ1
ACアダプタ2

ケーブルはコシが強く、固め。使っているうちに変なクセが付きそうだし、黄ばんだりして汚れそうなので、早めにファブリック巻きのしなやかなUSB-Cケーブルに変えたいところです。

ACアダプタの出力は87W。他のUSBチャージャなどでも充電できますが、出力W数の足りないものだと充電が間に合わずに、バッテリー残量が徐々に減っていくこともあります。こちらは代替品がなさそうなので、とりあえずそのまま使う予定です。

初期画面

まずトラックパッドがデカくてびっくりしました。旧モデルと比べると、面積が2倍くらいになっています。

また、画面下の「MacBook Pro」表記が復活したのは素直に嬉しいです。キーボードはキーが大きく、キー間隔が狭くなっています。そしてご覧の通り、UK(英国)配列です。そのため、3キーに£(通貨単位の英ポンド記号)が書いてありますね。

2015vs2018

外観を比較するために、2015年モデルと並べてみました。上がこれまで使っていたMacBook Pro Mid 2015 15インチ、下が新しいMacBook Pro Mid 2018 15インチ。

2015年モデルではWraplusというメーカーのスキンシールを貼っています。

裸のままカバンに入れたりしていましたが全く剥がれること無く、薄い割に丈夫でシールに傷もつかないのでとても気に入っていました。2018年モデルにも購入予定。

→Wraplus(ラップラス)MacBook Pro 15インチ用を実際に貼り付けてみました。

f:id:holy-jolly:20180724233146j:plain

大きさは全く同じだと思っていたのですが、新しいMacBook Proのほうがほんの一回りだけ小さくなっていました。

厚み比較

大きさに比べて厚さの変化はわかりやすく、2018年モデルを閉じた状態で持ったときに、あきらかに2015年モデルより薄くなっていることがすぐに分かるレベルです。

写真で見ても一目瞭然ですね(上:2018年モデル、下:2015年モデル)。

重さ比較1
重さ比較2

最後に重さを比べてみました(左の量りは2000gまでしか測れないので使ったスケールが違います)。

旧MBPが2022gに対し新MBPは1789gと、重量は約250g軽量化。たった250gですが、ペットボトル半分と考えれば、意外と馬鹿にできない数字です。 

実際、厚さが減ったことと相まって非常に軽く感じます。

データ移行

データ移行はバックアップ用のTimeMachine用HDDから復元。

ハードウェア構成が全く異なるMacBook Proデータからの復元ですが、まったく面倒が無く、あっという間にそっくりそのままデータ移行できるのはMacの素晴らしいところのひとつですね。

parallels移行

面倒だったのはアプリのアクティベーション。

AppStoreで購入したアプリについてはApple IDで管理されているため、シリアルナンバーの入力やアクティベーションの解除なしでそのまま使えますが、それ以外のものではほぼ全てのアプリケーションで前のMacでディアクティベート(認証解除)してから新しいMacで再アクティベーションする必要があります。

(購入時のシリアルキーさえ手元にあれば)だいたいは問題なく出来るのですが、Parallels Desktopなど、いくつかのアプリケーションではディアクティベートしたにもかかわらず、新しいMacBook Proでアクティベーションできないため、メーカーに連絡する必要がありました。メールで問い合わせた翌日には返事が来て、無事アクティベーション出来たので良かったですが…

ちなみに仮想マシンの中に入っていたWindows10はそっくりそのまま移っており、特に何もせずに使えました。Windowsのライセンス再認証も求められなかったので良かったです(Windowsの再認証は電話しなきゃならないのでめちゃくちゃ面倒)。

 

MBP Mid 2015から変わった点と所感

今まで使っていたMacBook Pro Mid 2015は、現行筐体(Touch Bar、Touch ID搭載)になる前の最後のモデルで、今回使ってみて、かなり使用感の異なる部分がありました。

その部分について箇条書きでレビューしていきたいと思います。

6コア化・メモリ32GB化

それまでのMacBook Pro 15インチは特盛モデルでもCPUが4コア8スレッドでしたが、今回から6コア12スレッドの第8世代(Coffee Lake)Core i7/i9が搭載になりました。

dGPUの恩恵も多分にあるとは思いますが、Photoshopの重たい処理などは以前に比べて雲泥の差で、全体的にパフォーマンスの大きな向上を感じています。

以前は星景写真の外部プラグインを用いたフィルタ処理などは、重たすぎてPhotoshopがクラッシュしたりしてましたからね…

また、メモリ32GBは、特にParalellsを用いた仮想デスクトップなど、大量のシステムリソースを使うときに有利です。仮想マシンを動かすときはMacとWindowsで同時かつ交互に作業することが多かったため、以前の16GBでもほとんどWindowsに喰われてMacの動作がカツカツだったのですが、32GBになったことでMacに16GB、Windowsに16GBと余裕を持ってメモリを配分でき、作業性が大きく向上しています。

キーボードの変更

キーボード

キーボードはこの2018年モデルから、問題の有ったバタフライキーボード(第2世代)が改善され、第3世代となりました。

とはいえ、私はこのタイプのキーボードはこのMacが初めてなので、第2世代までと比べて静音化されたかどうかはわかりません。

ただ、2015年モデルと比較して、キーストロークが非常に浅くなり、またアイソレーションキーの間隔が近くなった(キーが大きくなった)ことで、使い始めはかなり違和感がありました。

ただ数日使って慣れると、前のモデルよりも押し込んだときのクリック感が心地よく、ハッキリとした打鍵感があるので、文章を打つのも少し早くなった気がします。

音については、以前のモデルでは若干キーが浮いている感じがあるのとキーの素材がプラスチッキーで、ちょっと触っただけでもチャカチャカ音がしたのに対して、こちらはキーの固定がしっかりしており、また素材も薄く、マット感の高いものに変わったので、キーに触れたときの高い音はしなくなりました。

色々物議をかもしたバタフライキーボードですが、個人的にはかなり合っている気がします。

あとはチャタリングなどの問題がでないことを願うばかりです。

また、今回はJIS配列でもUS配列でもなく、UK(英国)配列を選択しました。

エンターキーがJISキーボードに近い形状をしていること、US配列に比べてシフトやタブキーなどのプリントが、文字ではなくピクトグラムを使用しており、見た目的に気に入ったのが理由です。

英字配列はもともと前の前のMacBook Proで使用しており、3年ぶりくらいの久々ですが、まだたまに「」(カギカッコ)の位置を間違えて打ってしまいます。こればっかりは慣れるしか無いですね。

ポートが全てUSB-Cに&MagSafe廃止

SDカードスロットや映像出力端子、USB-A端子が全てなくなり、USB-C(すべてThunderbolt3対応)4ポートに変わりました。

これに伴い、ワンタッチで電源ケーブルを取り付けできるMagSafeアダプタ(いわゆる、湯沸かしポットのアレ)が無くなりました。

個人的にMagSafeのアイデアは好きだったので、それが無くなってしまった2016以降モデルを買い控えていた要因の一つでもあったのですが、実際に使ってみて、良かった点が3つありました。

まず、MagSafeアダプタは非常に便利だった反面、ケーブル(特にACアダプタの根元やマグネット端子の根元)の耐久度が低く、1度断線しACアダプタごと買い替えたこともありました。結構痛い出費でしたが、MBPに充電できるのはMagSafeアダプタからのみなので、仕方ありませんでした。

しかし、今回からACアダプタとUSB-Cケーブルが別になり、その心配は無くなったのは1つ目の嬉しい点。もし断線しても、USB-Cケーブルだけ買い換えれば済みますからね。

さらに、万が一外出先でACアダプタを忘れた場合やコンセントが使えないような状況でも、USB-Cケーブルとモバイルバッテリー又は汎用のUSBチャージャさえあれば給電でき、稼働時間を増やせることが2つ目。

3つ目は左右のUSB-Cポートどちらでも充電できる点。自宅では机の右側にコンセントがあることが多く、長さが足りずに延長ケーブルを使用することがあったので非常に助かります。

ただ良くない点もいくつかあります。

まずUSB-Cの普及率が低いこと。メス側端子がUSB-C、というのはスマートフォンなどでも増えてきてはいますが、オス側は未だにUSB-Aが主流です。

なのでMBPにUSB-Aを挿すためにUSB-Cへの変換アダプタなどを用意する必要があります。私はAnkerのUSB3.0-USBC変換アダプタを2個購入しました。

また、SDカードスロットを無くしてしまったのも個人的に大きなマイナスです。

一眼レフカメラなどから写真を転送するときにSDカードを使うことが多いため、こちらもAnkerのUSB-Cに挿せる変換アダプタを購入しました。

筐体左側のUSB-C端子2個を使ってUSB-AやHDMI端子、SDカードスロットを増設する製品もあるのですが、私の用途だと必要のないポートも多いので、単機能のものを揃えることにしました。ただ外見的にはMacBook Proとバッチリマッチするので、悪くないかもしれません。

最後に些細なことですが、MagSafeは端子にLEDが付いており、閉じた状態でも充電の状態(緑:フル充電、オレンジ:充電中)がわかったのですが、それも廃止されてしまったのはちょっとさみしいですね。せめて本体側面に小さくLEDでもつけてくれればよかったのですが。

 

トラックパッドが巨大化

トラックパッド

触覚フィードバック機能などはそのままですが、トラックパッド面積がMacBook Pro Mid 2015比で約2倍になりました。

まだその大きさに慣れずに拇指球(親指の付け根)で誤ってクリックしてしまうことも多いですが、前モデルではドラッグ選択などでトラックパッドの大きさが足りずに指を入れ替えたりていたこともあり、広くなったことによる恩恵のほうが大きいと思います。

スピーカーが変更

使い始めてすぐはMBP Mid 2015モデル(15インチ)と比較して、キーボード左右にあるステレオスピーカーから出る音が、若干籠もったように聞こえました。

しかし、音場・音質・ダイナミックレンジ(特に低音)を考えると、以前よりもかなり改善されているように感じます。よりサラウンドっぽく聞こえるというか、聞こえる音が立体的になった感じです。

ちょっとした音楽再生や動画再生であれば、ヘッドホンを使わなくても十分満足できるレベルかな、と思いました。

ただやはり(そのうちすぐに慣れる部分だとは思いますが)短い通知音なんかはなんだか遠くから聞こえる気がして、未だに違和感があります。

True Toneディスプレイは自然で素晴らしい

よくスマートフォンに搭載されているブルーライトカット機能(画面が黄ばむアレ)程度にしか考えていなかったので、購入前は全く期待していなかったTrue Toneの搭載。

これが期待を大きく裏切ってくれました。様々な光源下で、自然に違和感なく色温度が変わります。

私の場合、職場では電球色のLEDダウンライト、自宅では昼白色のLEDシーリングライトという異なる色温度の光源下でMacBook Proを使っているのですが、どちらの環境でも、色温度に関して全く違和感がなくなりました。

PhotoshopやLightroomで写真を扱うことも多いので、非常に助かっています。

どんな感じで変わるのか、色温度を任意に変えられるLED照明下で動画を撮ってみました(動画内のピッ音は照明リモコンの操作音)。とはいえ、変化がとてもなめらかなのでちょっと分かりにくいです。動画再生速度を2倍にするか、プログレスバーをドラッグして見ると演色性の移り変わりがわかりやすいかなと思います。

動画では色の変化に違和感があるかもしれません(特に色が黄ばんで見えるかもしれません)が、実際には照明の色とマッチしてどの色温度下でも人間の眼には同じ色で見えるようになっています(カメラはホワイトバランスを固定して、ディスプレイの明るさに露出を調整して撮っているので変な色に見えます)。

True Toneをオフにすると、いかに普段見ている画面が青いのか実感します。

外部GPUは最高

2015年モデルを購入するときにもdGPUをつけようか非常に迷ったのですが、最終的にはiGPUモデルにしてしまい、結局この選択はずっと後悔することになりました。

反省を踏まえ、今回はdGPU付き(AMD Radeon Pro 560X)を選択。

ただ、私の使用レベルとしては高フレームレートを求められるゴリゴリの3Dゲームをやるわけではなく、主にCivilization6やCities:Skylinesといったじっくりやるタイプのシミュレーションゲームがほとんどです。

iGPUのモデルでは、Civ6プレイ中はグラフィック・パフォーマンスを最低設定で、ファンが最高速度で回りっぱなし、CPU温度は常時95℃以上、発熱で部屋がめちゃくちゃ暑くなるという超非効率的な使い方をしていたこともありますが、dGPUモデルに変えて、ゲームに関しては本当に良くなりました。

ゲームが重たくなる後半でもターン処理が早く、スクロールでガクガクすることもなくなり本当に満足しています。

ちなみにCiv6のベンチマークは以下の通り(フルスクリーン、解像度はすべて最高設定値の1680x1050 60Hz、MSAA 4x)。

civ6bench-low

低設定(パフォーマンス優先)…グラフィックインパクト:低、メモリインパクト:低

平均フレーム時間29.743ms

civ6bench-mid

中設定(パフォーマンス・グラフィックバランス)…グラフィックインパクト:中、メモリインパクト:中

平均フレーム時間37.229ms

civ6bench-high

高設定(グラフィック優先)…グラフィックインパクト:高、メモリインパクト:高

平均フレーム時間57.540ms

このような結果となりました。

さすがにそこまでハイスペックなGPUではありませんから、デスクトップPCには遠く及びませんが、最小設定で解像度を落としてもガクガクしていた以前の環境よりはずっと良くなっています。

高設定だと、後半のオブジェクトが多くなりはじめるあたりからガクガクしますが、中設定ではゲーム終了時までほぼストレス無く遊ぶことが出来ました。

ストレス無く高速で遊ぶだけであれば、最小設定でウィンドウまたは解像度を少し落とせばさらに快適になりそうです。

 

ただ、今回グレードアップして選択した560Xは、ほぼ前モデル560のリネーム(オーバークロックのみ)なのに対し、ベースグレードの555Xは550と比べてかなり性能が上がっているようで、11000円出してまでグレードアップしなくても良かったかな?と思っています。

dGPUとiGPU(Intel UHD 630)の自動切り替えはとても自然で、普通に使っているぶんには切替のタイミングは全くわかりません。

私はiStat Menusというメニューバーにシステム情報を表示できるアプリを入れており、そこにどちらのGPUで駆動しているのか表示されるのですが、dGPUが使われる頻度が高い気がします。とはいっても、GPUに負担のかかる作業をしない限り、特にそれでバッテリー駆動時間が短くなることはありません。

 

Touch Barは一長一短

全く魅力を感じていなかったTouch Barは、実際に使ってみると意外と良い点もありました。

特にTouch Bar右端に備え付けられているTouchIDはとても便利で、スリープからの復帰時や、使うたびに長いマスターパスワードを要求される1Passwordの使用時に、パスワード入力に代わって指先一本でOK…これはもう搭載されていないモデルには戻れない気がします。とくに1Passwordの指紋認証はびっくりするくらい助かってます。

ただ、システム変更でユーザ名とパスワードを要求されるシーンでも使えるようになると、更に助かるのですが…Mojaveで改善されていることを期待します。

ほとんど使わないiTunesのキーや、トラックパッドジェスチャで呼び出せるミッションコントロールなどのキーが普段は隠れているのも便利ですが、キーボードと比べて触れるだけで認識してしまうため、Siriキーなどはちょっと邪魔です。

Photoshopなど、Touch Barで固有の機能を使えるアプリケーションはまだほとんど使っていないので未知数な部分が多いですが、そもそもショートカットキーで呼び出せる機能になれているのでおそらくあまり使わないかな…と感じています。

Touch Barは前評判で不要の長物扱いされていて、第一印象は最悪でしたが、実際使ってみるとまあそこまで悪いものでもないかなあ、というのが私の評価です。

リンゴが光らない

コストカットなのか、それともデザイン上の哲学なのかはわかりませんが、2015年モデルまでずっと続いていた背面の光るアップルロゴが、2016年モデルからただのメタリックなパネルに変わってしまいました。2018年モデルも同様です。起動音の「ジャーン!!」もデフォルトでOFFになってますね。

個人的にはどちらも好きだったんですけどね…

総評

買い替え前のMacBook Proが3年前に発売されたモデルだったということもありますが、総じて満足の行く買い物だったと思います。

懸念だったTouch Barもそこまで悪くはなく、キーボードに至っては前のモデルよりも静かになり、打鍵感も好印象です。長い文章打つのが楽になりました。

CPU・GPUともに現状選択できる最高レベルのものということもあり、今まで時間がかかってイライラしていた作業のほとんどが楽になりました。

拡張インターフェイスについては賛否両論ですが、ACアダプタだけではなく、色々な方法で充電できるようになったことはメリットと考えています。

 

ここからは、いくつかMacBook Pro 2018を買うためのアドバイスを。

まず、CTOの取得選択について。メモリ32GBは個人的には必須です。+44,000円とお高いですが、2倍のメモリがあると、リソースを食う作業時の安心感が違います。

ただCPUとGPUについては、ベースグレードのCore i7/555Xでも別に良かったかな、と言った印象。CPUに大きな負荷がかかる作業はまだしていないため、話題になっているCore i9の発熱によるサーマルスロットリング問題はまだ発生していませんが、既に高負荷の作業でパフォーマンスが低下するのは他のレビューで多数報告されているので、今後注視していきたいと思います。

f:id:holy-jolly:20180725134222j:plain

とかなんとか言ってるうちに、7月25日、サーマルスロットリング問題に対処したMacBook Pro2018モデル用の補足アップデートが公開されました。様々なレビュアーやYoutuberが指摘していたせいもあるのか、Appleの対応が非常に早かったですね。

新しいMacBook Proには、熱管理システムを行うためのデジタルキーがなかったことから、同様の問題(CPUの過熱によるクロック速度低下)が起こる、とのことです(エアフローは大丈夫なんですかね?)。

とりあえず、2018モデルを使用されている方はすぐにアップデートすべきでしょう。

 

画面サイズ(13インチor15インチ)については、広ければ広いほど良いと思いますが、

小さくなったとはいえ15インチはA4サイズ以上ありますので、持ち運ぶ人はカバンの容量やスペースと要相談ですね。重量も約500g異なりますので頻繁に移動する方であればなおさらです。

ただ、15インチのほうがCTOで選べる幅も広がります。特にメモリは13インチだと8GBか16GBしか選べないため、個人的にはデメリットのほうが大きいです。

 

待望されていた2018年モデルのMacBook Proですが、今現在、2016年以降のモデルを使用されている方にとっては、大きな差異が性能アップくらいなので、進んで買い換えるほどではないと思います。

ただし、それ以前のMacBook Proを使用されている方で、いろいろと問題の有ったバタフライキーボードや、Touch Barに抵抗があった方には、このタイミングで買い替えてしまってもおおむね満足できると思います。次のモデルが出るのは早くても1年後ですからね…

私の次の買い替えは、Appleが推し進めている自社開発CPUが搭載されたタイミングか、ほぼありえないことですがAMDのMobile Ryzenが搭載された場合でしょうか…