時間が経つのは早いもので、今冬で納車から3度目のウィンターシーズンを迎える私のDJデミオ。
ちょっと時期的には早い気もしますが、去年は冬支度が遅れたせいで怖い思いをしたこともあって、スタッドレスタイヤの交換と、2シーズン使ってくたびれてしまった雪用ワイパーの交換を行いました。
スタッドレスタイヤへ交換
雪国では常識なのですが、「冬タイヤへの交換」というのは、「ホイールからタイヤを外して新しいタイヤを付ける」、いわゆる「組み換え」ではなく「別途保管してあるスタッドレスタイヤ付ホイールへの交換」を意味します。
雪のほぼ降らない暖かい地域の方からすれば考えられないことですが、降雪地では一度雪が積もると気温が上がる3月頃まで雪が溶けることはない(これを根雪といいます)ので、どうしてもスタッドレスタイヤが必須になるうえ、使用期間が長くなります。
こんなのが毎年毎年繰り返されるため、いちいちホイールからタイヤを外してスタッドレスタイヤを装着して…なんて七面倒なことはやってられません。大抵の人はホイールとタイヤのセットごと付け替えてしまいます。
そして雪が溶けて「もう絶対に雪も降らないだろうし、凍結の心配のない気温になって」初めて元の夏タイヤ&ホイールのセットに戻すのです。時期は積雪量によって異なりますが、私の住んでいる地域ではだいたい4月〜5月頭くらいですかね。
冬タイヤに交換を始めるこの時期(11月前後)は、カー用品店やガソリンスタンド、タイヤ専門店などはタイヤ交換を求める客でごった返し、週末はピット作業に2時間待ちなんてのもザラです。
とはいっても、専用の器具・技術が必要なタイヤの組み換えとは違って、車載工具でも可能なホイールの脱着だけですので、多くの人は自分で作業を行っています。
ただし、いくら簡単と言ってもホイールナット取り付けの際のトルク管理は、トルクレンチなどでしっかり行いましょう!
ちなみに私はEMERSONのトルクレンチを使っています。4,000円程度ですがトルク管理も容易で、内容が充実しているのでおすすめです、
タイヤローテーション
今年の春に取り外して、物置に保管してあったスタッドレスタイヤ(ヨコハマ・アイスガード5プラス)と半年ぶりのご対面。
ホイール&タイヤの購入時も思いましたが、激安ホイールの割に良いデザインだな、と改めて感じました。
タイヤに貼ってあるビニールテープには、外した時に付いていたタイヤの位置を記録してあります。
こうすることで、次に使う時にタイヤローテーションを行い、偏摩耗を防ぐことができるのです。
ローテーションは自分で行う場合はもう一本スペアタイヤがないと出来ないのですが、夏タイヤ・冬タイヤで2セットある場合は、タイヤ交換と同時に行うことでローテーションも一緒に行えるため、効率的ですね。
(GOODYEAR タイヤの位置交換(ローテーション)ページより引用)
ちなみにローテーションは、FF(前輪駆動)かFR(後輪駆動)・4WD(四輪駆動)かどうかで、交換位置が異なりますので、お間違えの内容に。
タイヤ交換作業
油圧ジャッキがあれば便利なんだろうな、といつも考えてはいるのですが、結局購入までには至らないまま、車載のパンタグラフジャッキを使って今回で5回目のタイヤ交換に入ります。
ただ調べてみたところ、アストロプロダクツやメルテック、BALなんかの格安工具メーカーからは4,000円前後で油圧式パンタグラフジャッキが発売されているようです。
しかし、あまり評判はよくないようで、1シーズン使ってオイル漏れして粗大ゴミになったという声も散見されるため、やはり長く使うことを考えれば、ちょっと値段は張っても10,000円前後の国産メーカー品を買ったほうが良いのではないでしょうか。
マサダ製作所のシザーズジャッキはメイドインジャパンでAmazonでは10,000円で販売されており、こちらの商品を買ってみようか現在検討中です。
通常使用で壊れないのであれば、北海道に住んで車に乗っている限りは、この先もずっと年2回以上使うものですからね…
スタッドレスタイヤは、夏タイヤとくらべてもそこまで距離を走っていないこともあり、まだまだ溝は残っていますね。とりあえず、次の車の乗り換え時期までは保たせるようにしたいところです。
外した夏タイヤにも、保管してあった冬タイヤと同様、取り付け位置を記録しておきます。標準装備のトーヨー・プロクセスR39も、次の交換で4シーズン目に入ります。溝はまだまだ残っていましたが、個人的な興味から、ブリヂストンのレグノGR-XIを検討しています。
とはいえ、DJデミオ純正同等サイズの195/55R16 87Vですら、ネットの最安価格で1本16,000円もしますので、決して安い買い物ではありません。こちらは残りの年数を考慮しつつ、じっくり検討していきたいと思います。
1時間程度でタイヤ交換が完了しました。スタッドレスタイヤは1インチダウンの15インチのため、やはり若干の迫力不足を感じてしまいますが、デザインは気に入っています。
なお、16インチの純正タイヤの時は、デミオの速度計と実際の速度(レーダー探知機のGPS計測)の差が+2km/h(メーターが実速度より2km/h速く表示される)だったのですが、15インチを履いた場合、この差がより大きくなり+4.5km/h程度になります。
実速度よりメーター読み速度が速くなるということは、メーター読みで60km/hで走っていても実際には約55km/hしか出ていないということですから、制限速度(法令遵守の走行)に関しては特に問題ないと思います。
しかし高速道路などでオートクルーズを使う場合、最高設定値の103km/hに設定しても実際は98km/hしか出ていませんので、こういったケースだと注意が必要ですね。
最近のマツダのオートクルーズは115km/hまで設定できるようになったらしいので(ちなみにスバルの新しいレヴォーグD型は135km/hまで行けるそうです)、ここもシステムアップデートで変更できればありがたいところなのですが…
それにしてもDJ系デミオは、この写真の位置から見るのが一番カッコイイですね…(溜息)
ちなみに現在カーコーティングはキーパー技研のキーパーファイナル1(ポリマー系コーティング)と、以前紹介した、AZのアクアシャインクリア(ガラス系コーティング)を共用しています。
キーパーファイナル1は、ガソリンスタンド等で施工ができるKeePerコーティングシリーズのエコノミーグレード「ピュアキーパー」で使われているポリマーコーティング剤と同じもので、1本4,200円とやや高価ではありますが、内容量が多く、これ一本で10回以上コーティングが出来るため、DIYだと非常に経済的です(ちなみにピュアキーパーはコンパクトカーで1回6000円〜)。
ピュアキーパーを数週おきに2、3回施工し、塗装改善とポリマー層の上塗りを行った後、撥水・光沢のためにその上からガラスコーティングを行うと、上の写真のように光沢感と濡れ感を併せ持った感じになっていいですよ。
しかもピュアキーパーは作業難易度もそこまで高くないため、おすすめです。
雪用ワイパーへ交換
2年前にコストコで購入したPIAAのスノーワイパーは劣化が進み、前シーズンの終わりには拭き残しも多くワイパーとしての役割を果たせなくなってきていたため、新たにワイパーブレードを購入しました。
購入したのはNWBのグラファイトデザイン雪用ワイパー。DJ系デミオはD55W(運転席側)、D43W(助手席側)の2本必要です。
上が雨用ワイパーのPIAA エアロヴォーグ 550mm、下が購入したNWB雪用デザインワイパー。夏用と比べてしまうとデザインワイパーでも流石にもっさりに見えますが、無骨なものばかりの雪用ワイパーの中では、それなりにデザイン性に優れていると感じます。
実際に取り付けると、こんな感じです。
外から見たらデザインワイパー!って風貌で、悪くないですね。ちょっと高さがあるのが気になりますが、エアロ形状なので走行時に浮いてくることもないでしょう。
車内から見るとやはりこれまでの雨用ワイパーに比べてブレード自体の高さがあるため、多少の圧迫感があります。こればっかりは仕方がないことですが。
あとは実際に雪が降った時、凍結したときの性能次第ですね。
早めの交換を
タイヤ交換をしていると、近所の野良猫がやってきて積んであるタイヤの中に入っていました。人懐っこい、いい子です。黒猫って可愛いですよね。
ちなみ去年は、これくらいの時期でまだ夏タイヤだったのですが、11月頭の夜7時に札幌から帰ってくるとき、北広島〜島松の国道で雪が降ったことがありました。日中はとても良い天気だったために放射冷却で日が落ちてからの気温も急激に低下し、島松川の橋梁ではそのために路面が凍結、他の車もほとんど夏タイヤのため、橋手前の長い下り坂でスリップし玉突き事故多発という恐ろしい状況に遭遇したことがあります。
その時は超低速走行でなんとか無事に帰宅できましたが、北海道の10〜11月は、いつこのような状況になってもおかしくありません。
ゆとりをもって早め早めの冬支度を心がけてくださいね。