今年2月のCP+ 2015で開発中ということでモックアップが発表されたPENTAXのフルサイズセンサー機ですが、来月の10月6, 7日に控えたPIX 2015(シアトル)で発表される可能性が高いとの情報が出てきましたね。
海外カメラフォーラム「DP Review」で情報筋であるフィリピン在住の「asahi man」氏が、full of flames(フルフレーム、35mmセンサーを指す英語)について10月6日を指定して言及しているあたり、かなり信憑性の高い情報であると考えます。
気の早い海外サイトはもうカウントダウンを始めています(笑)
今のところの情報をまとめると、
・KAf3マウント採用
・ソニー製35mm42M画素CMOSまたは36M画素CMOS搭載
・ローパスフィルターレス
・DAレンズ使用可能(クロップ)→現状使用可能なのは6、7本ほど?
・SDXCデュアルスロット
・ISO感度 100〜102400
・GPS(アストロトレーサー)内蔵
・今までにない画期的なAF機構を搭載
・バリアングルでもない世界初のディスプレイ可動方式
・定価約2000ユーロ?(約27万円)→付加価値税(VAT)が込の値付けであればユーロのVATは商品の20%ですから外税で約1650ユーロ、日本円で22万円+8%消費税、ということに?
・今年中に対応するDFA大三元レンズを発表
など、様々な噂が飛び交っている状況です。
ローパスフィルターレスについてはK-3/IIに搭載されたローパスセレクターを続けて使用するのではないかと私は考えています。K-3IIのリアル・レゾリューション・システムも同様に搭載するでしょう。
むしろそうでもしない限りアストロトレーサー機能が使えなくなるわけで、そうなると私にとってのペンタックスの価値が激減するので希望的観測です(笑)
ソニー製の高感度に強いCMOSの搭載は嬉しいですね。画素数に関しては36M、42M両方の噂が出ていますが、個人的にはあんまり画素ばかりを上げられても困るので36Mを期待したいです。
レンズに関しては基本的にシグマのレンズしか買わないので、DGレンズラインナップにおいてペンタックスKマウントがもっと充実していくことを期待しています。せめて24-35mm F2は発売と同時にKマウント展開くらいに粋なことを...
また可動ディスプレイですが、厳密にはもっと複雑な機構を取り込むようで、星撮影に便利になるのではないかとかなり期待しています。
あんまりにも情報が出なさすぎて、あやうくニコンのD810A*1に浮気しそうなところを、今回の情報で留まっている感じです。
ただD810Aを買ったとするとレンズ、ストロボ、アストロトレーサー(ニコンだと最低ラインでもポラリエなんかの簡易赤道儀)などすべての資産を買い換えなきゃならなくなるので現実的ではなかったのですが... フルサイズで星を撮りたい欲は撮影に出るたびにむくむくと膨張していました。
もちろん来月発表されたとしても発売は早くて年内、遅くて来年決算期なんかになってしまうでしょうからネットの情報を見ながらやきもきする日々が続きそうです。
*1:D810の天体撮影専用モデル。Hα線という普通のカメラではよく写せない線スペクトルまで高く透過し星雲なども鮮やかに撮れる