Firefox "Shiretoko" 3.5 アドオン晒し


以前紹介したときの記事 から一年半が経ち、やや入れているアドオンが変わったのと、Firefoxが3.5にアップデートされ使用できないアドオン・替わりに新しく入れたアドオンがあるので、久しぶりに紹介。ちなみにFirefoxにも開発コードネームが存在し、3.5のそれは"Shiretoko(世界遺産の「知床」)"である。日本人としてはちょっとうれしい?

☆☆☆(Firefoxにまず入れるアドオン。もっとも使用頻度・便利さが高い)


 



・Tab Mix Plus
Firefoxの最たる利点ともいえるタブブラウジング機能を、さらに便利かつ高度な設定を行えるアドオン。タブに関する様々な動作のひとつひとつについて、「どう表示するか」「○○するとどうなるか」から「そのあとどうするか」といったことまで設定できる、まさに"痒いところまで手が届く"必須アドオン。
・FireGestures
マウスジェスチャー機能を追加するアドオン。また、マウスジェスチャーのみならず、マウスとマウスホイールを組み合わせた動作や、Ctrlキーを押しながらマウスを操作することで別の機能を割り当てると言ったことも可能。スレイプニルに搭載されているような簡易なマウスジェスチャから、複雑なものまで自分の好みで設定可能。これを入れることで、ブラウザの「戻る/進む」ボタンはおろか、マウスのサイドボタンまで使わなくなってしまった。
・Greasemonkey
さまざまなユーザースクリプトを追加することでFirefoxをより自分にあった便利なものへと変化させる。面倒なページ送りを自動で行ってくれるAutoPagerizeや、YoutubeのHD動画を見れるものであればいちいちボタンを押さずとも自動的に高画質に切り替えてくれるYoutube HD Suiteなど、いままで一手間かけていたことを省いてくれるものが多い。もちろん必要に応じて自分でユーザースクリプトを書くことも出来るが、現状で非常に多数のユーザースクリプトが公開されているのでニーズにあったものはすぐに見つかるだろう。
・Adblock Plus
快適なブラウジングの邪魔をする不快な広告をかんたんに消すことが出来るFirefoxのメジャーアドオン。基本的には右クリック→画像をブロックでOK。「フレームをブロック」ではそこに消した後の余白も残らず、何もなかったかのようになったりも。広告の多い海外サイトなどでも重宝する。
・IE Tab
Firefox上でInternet Explorerのレンダリングエンジン(Trident)を使用できるようになるアドオン。いまだにIEでしか見られないサイトやきちんと動作しないサイト、Geckoではスタイルが崩れてしまうサイトを見るときなどに非常に重宝する。右下のステータスバーのアイコンで表示中のタブのページを一発切り替えできるので、手間もかからない。ただもちろん他のアドオンの効力はなくなり、環境設定もIEのものになるのでその点は注意が必要。

☆☆(必ずしも必要ではないが、あれば断然便利なものや、やや趣味的・専門的要素の強いもの)





・chaika + FoxAge2ch
Firefox上でスレッド閲覧に大変便利な2ちゃんねるブラウザが使用できる。タブブラウザとの相性も抜群。
以前入れていた組み込み型2ちゃんねるブラウザ「bbs2chreader(b2r)」がFirefox3.5に対応せず、chaikaが引き継ぐことになった。基本的なところはかなり似ているが、細かいところでいろいろ違いがあるように感じる。しかしb2rで使えていたスキンはそのまま使用できるので、スレッド表示においてはほとんど違いは感じない。自分がFirefox3.5に移行が遅れた理由としてもっとも大きいのがb2rが使えなくなることだったのだが、chaikaはb2rと比較しても遜色はないし、もっと早めに移行するべきだったと思う。
FoxAge2chはchaika・b2rをはじめ様々なブラウザと連携でき、お気に入りスレッドの管理や更新チェックを行える。2つセットで入れることを推薦。
・Download Statusbar
やや使い勝手の悪いFirefox純正のダウンロードマネージャの代わりになる大変便利なダウンロード支援アドオン。ステータスバー上部にダウンロードの現在の進捗状況を表示したり、拡張子によってダウンロード終了後の任意の秒数後に自動的に表示を消したりできるなど、細かい設定が可能。ダブルクリックで保存フォルダにすぐにアクセスできたりもする。
・NoScript
Java Scriptや埋め込み型プラグインであるFlashなどをすべてブロックする。そしてユーザーが信頼し許可したもののみホワイトリストに追加され(一時的な設定も可能)実行・表示される。ただ、ホワイトリスト方式であるため、導入後の初見のサイトではいままで何度も訪問していてどんなに安心できるサイトだとわかっていてもすべてのスクリプトがブロックされ、それを解除するという一手間も発生する。入れていることによる安心感とスクリプト許可とを両天秤にかけるアドオンともいえる。また、この問題を避けるためにブラックリスト方式のYes Scriptというアドオンも存在する。
・テキストリンク
リンクの貼られていないURLや、2chなどによく貼られるh抜きのURL、全角表示のURLなどをダブルクリックで開くことが出来る。

(使用する場所・機会がやや特定されているものなど)

・DownThemAll!
複数のファイルの一括ダウンロードをサポート。インターフェースがやや独特ではじめは戸惑うが、使い慣れればさまざまな場面で役立つだろう。
・InFormEnter
フォームの最後に専用のボタンがつき、それをクリックすることであらかじめ入力しておいた文字列(たとえば名前、メールアドレス、電話番号、住所etc...)をかんたんに選択・入力できるアドオン。主にユーザー登録や、初めて利用するショッピングサイトでの発送先登録などで重宝する。ただしすべてのフォームにボタンがついてしまうので、ご入力による個人情報の流出には注意。
・Japanize
海外サイトの外国語を、部分的に有志によって日本語化されたものに置き換えるアドオン。
・Google Toolbar for Firefox
今のところあまり使用頻度は高くなく消してもよいのだけどなぜか惰性で入れている・・・

ちなみに現在のFirefox全景はこんな感じ。テーマスキンはUtopia FFSE Whiteと言うものを以前から愛用。ツールバーのフォクすけがかわいいので。