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【Civ6】MacでCivilization 6は出来るのか?動作レポート

シヴィライゼーション6ロゴ

2016年10月21日、とうとうCivilization 6(シヴィライゼーション VI)が発売されましたね!

シリーズ6年ぶりの新作ということで、TBS(Turn-Based Strategy: ターン制ストラテジー)ゲームファンはこの日を待ちに待ったことでしょう。私ももちろんその中のひとりです。時間泥棒と名高いこのシリーズ、私もいままでどれだけの時間を浪費したのか、考えるだけでも恐ろしいです(棒)。

さて、今回リリースされたのはWindows専用版のみとなっています。Windows版が先行するのは前作のCiv5のときと同様で、発売後、しばらくしてからMac用がリリースされるのではないかと考えています。

しかしMacユーザーでも、仮想OS機能というMac上でWindowsを動かすことができるユーティリティを使用すれば、今すぐにMac上でCivilization 6を遊ぶことは可能です。

ただし、仮想OSにもいくつか種類があり、それぞれハードウェアの互換性が異なるため、今回は若干苦労しました。動作環境など注意点を踏まえてレポートします。

BootcampとParallelとFUSION

MacでWindowsを動かす手段として、Appleが公式に配布している"Bootcamp"を使う方法と、有償ソフトウェアである"Parallels Desktop"(パラレルズ)や"VMWare FUSION"(フュージョン)といった仮想マシンソフトを使用する方法があります。

前者のBootcampは、Windows用にパーティションを切り、完全に独立したOSとしてMacコンピュータ上でWindowsを動作させることが出来、システムリソースやマシンパワーなども全てWindowsに注ぎ込むことが出来るのに対し、後者の仮想マシンソフトは、Mac OS上でWindowsを動かします。マシンパワーはMacとWinで分け合うため(配分は変更できますが)、独立した環境のBootcampよりも性能は劣ります。

しかしファイルの受け渡しやウィンドウ表示などを、Mac/Win間でシームレスに行えるため、作業効率が非常に高いのが特徴です。また、Bootcampのような再起動なども必要なく、Mac上のソフトの一種であるかのようにWindowsを扱えることも、利便性を高めています。

私はMacを使い始めた頃はBootcampを使用し、その後4年ほどParallels Desktopを使用しながら今に至ります。

 

最初はParallelsで動かそうとしたのですが…

Civilization 5などの従来のソフトは、今までSteamで購入し、仮想マシンであるParallels Desktop上でもやや低パフォーマンスながら問題なく遊べていたため、その流れでCiv6もParallelsのほうにインストールしました。Steamで購入したので7,000円でした。

 

Steam画面

ダウンロード容量は4GBと最近のゲームにしてはやや軽めです。

問題なくインストールは完了し、いざ!と勇んでプレイを押したのですが、

エラーダイアログ

このようなダイアログが出て起動できません。

"No compatible graphics device found. Please ensure that your system has a correctly configured, compatible graphics device."

(互換性のあるグラフィックスデバイスが見つかりませんでした。
お使いのシステムが正しく構成され、互換性のあるグラフィックスデバイスがあることを確認してください)

とのことで、もうCiv6が出来るものだと思っていたものだけに、頭が真っ白になりました。

 

 

原因はDirectXだった

Civilization 6の最低システム要件は、

CPU・・・Intel Core i3 2.5GHz or AMD Phenom II 2.6GHz

RAM・・・4GB

GPU・・・nVIDIA GeForce GTS 450 or ATI Radeon HD 5570

というもので、かなり低スペックでも動作するようになっています。 

GeGorce GTS 450はFutureMark Scoreで2120、Radeon HD 5570は1100となっており、私の使用しているMacBook Pro Retina(2015 Mid)に搭載されているオンボードの統合GPU、Intel Iris Pro 5200のスコアが2010なので、理論上は動作するはずです。

そこで何が原因なのかを改めて調べたところ、どうやらParallels Desktop 11/12とFusion 8はDirectX 11に対応していないようなのです。

 

DirectXDiag

▲Cortanaから"dxdiag"で呼び出したDirectX診断ツール。システム情報ではDirectX12をサポートしているが…

DirectXDiag1

▲右のドライバーにDirect3Dの項目があるが、バージョンが10.1となっている(ドライバーがParallelsに依存している)

Parallels 構成画面

▲Parallelsのハードウェア構成。3Dアクセラレーションの項目にはDirectX9と10しかない

Civ5のときは、スプラッシュ画面においてDirectXのバージョンを、ユーザが任意に選択(9から11まで)出来たのですが、Civ6からはDirectX 11・12のみ対応しているようで、DirectX 10までしかサポートしていない仮想マシンソフトでは、現時点でどうあがいても動かすことが出来ないことが確定してしまいました。

 

 

Bootcampを使う

さて、仮想マシンソフトはもはやアップデートでDirectX 11に対応するのを待つのみとなってしまいましたが、まだ手段はあります。

それがBootcampです。正直に言って、MacでWindows用ゲームなどをするのであれば、マシンパワーをフルに使えるBootcampのほうが向いているのですが、毎回再起動が必要なことや、ファイルのやり取りの手間から仮想マシンを使っていました。

しかしBootcampでは、DirectXも最新版のバージョン12を使える上、グラフィックドライバーもIntelの最新版となり、特に処理能力をCPUと分け合うオンボードGPUではゲーム用途向けなのは明らかです。

 

私のMacは256GBのSSD中、既にParallels用に100GBの可変SSDを専用領域として確保してあるため、さらに50GBのパーティションを確保するのはなかなか骨が折れましたが、これもCiv6のためと頑張りました。

Bootcamp Dxdiag

▲Bootcampで起動したWindows10のDirectX診断ツール。2560x1440でもヌルヌル動く

 

Windows10をインストールした後、一応念のために3DMark 11でDirectX11の動作をチェック。問題なく動作したので、Steamを入れていざCivilization 6をプレイしてみました。

Civ6 on Bootcamp

デフォルトで2560x1440の高解像度になり、問題なく起動しました。余談ですが今回のオープニングテーマがCiv4のときの"Baba Yetu"並に名曲です。

 

Civ6 Window

1920x1080のウィンドウモードでも動作を確認。

このあと30ターンほどプレイしましたが、特にストレスもなくサクサクと動作しました。大きいマップや、後半の時代のゴチャゴチャしてくる状況などはまだ未知数ですが、とりあえずフツーに遊べることがうれしいですね。

 

 

まとめ

まとめますと、MacでWindows用のCivilization 6を遊びたい場合は、

「仮想マシンソフトを使わないでBootcampを使う」

ことで問題なく動作することがわかりました。

これはビデオカードが刺さっているiMacや、オンボードGPU以外にビデオカードが付いているMBP 15インチの最上級モデルでも同様です。

ビデオカード・オンボードGPU側がDirectX 11以降に対応するモデルでも、仮想マシンソフト(Parallels、FUSION)側がDirectX 10までしかサポートしていない以上、どう頑張っても現時点では動作しないと思いますので、インストール時は十分ご注意ください。

プレイ後追記(10月23日)

解像度最高設定(2560x1440)の全画面で1プレイ(スピード:普通、難易度:皇子[4]、マップサイズ:小 [文明数6])でやってみました。

civ5に比べたらテンポ悪いな―と思いながらも気がつけば夕方5時に始めてから11時間ぶっ続けでプレイし続け、終わったのは午前4時。やっぱり時間泥棒ですね

一度も中断などはせず、最終的にはA.D.2000年ちょいすぎに文化勝利で終わったのですが、区域が増えてゴチャゴチャしてくる状況でも、処理落ちやクラッシュなど一切なく普通にゲームをプレイすることができました。この様子だと、古い型のMacBook Proでも普通に遊ぶことができそうです。

プレイした感想ですが、まず今回Civ5に比べて都市国家がかなり軍事ユニットを出してくるので正直すごく邪魔です。

また序盤の蛮族が非常にうっとおしく、騎乗ユニット3個とかで国土の地形改善を荒らしにくるので、早い段階からある程度の国防力が必要になると思いました。匈奴に悩まされた中国の気持ちが痛いほどよくわかります。

またゲームスピードは「普通」だとこれまでのシリーズに比べてかなり遅く、時間がかかります。

一段階早いスピードのほうがいままでの感覚でプレイできて楽しいかもしれません。

ただゲーム自体の没入性・中毒性は極めて高く、立地に依る科学ブーストがあること・偉人のオリジナル能力の追加などでこれまでのシリーズに比べて「決め打ち」要素も少なくなりリプレイ性もあがったと感じました。

何度も遊ぶことで分かってくる部分も多そうで、これから長い間遊べそうです。

 

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