SONYセンサー搭載で夜間も驚きの高画質!ミラー一体型ドライブレコーダー「PAPAGO! GoSafe 268」レビュー

GoSafe 268 トップ

ルームミラーと一体で電子機器を付けるという発想は、随分前からレーダー探知機などではありました。本来ダッシュボードやフロントガラスにあるものが、ミラーと一体になることで省スペースになるのですから、それは便利ですよね。

同様に、本来フロントガラスに貼り付ける必要があるドライブレコーダーも、ミラーと一体のものが少しずつですが増えてきています。

高画質なソニー製センサーや、安全運転支援機能を多数搭載し気になっていたPAPAGO!(パパゴ)からも、従来のミラー一体型ドライブレコーダーGoSafe 372に、いよいよソニー製の高感度・高画質センサー「Exmor」を搭載し、GoSafe 268というモデルとして発売しました。

そこで先月発売されたばかりのドライブレコーダー GoSafe 268をこの度使用してみましたのでレビューします。

開封の儀

GoSafe 268 外箱

外箱は赤と白のツートンカラーが目を引くパッケージ。機能が一覧で記載されており、分かりやすいです。

ルームミラー一体型なだけあって、箱はかなり大きいですね。

 

GoSafe268内箱

開封。しっかりと緩衝材も入っており、安心できますね。

ドライブレコーダー本体の下には、説明書・シガーケーブルなどの付属品が入っています。

 

GoSafe 268本体

改めて、ドライブレコーダー本体を取り出してみました。

横幅のサイズとしては、カー用品店に売っているワイドミラーと同じくらいでしょうか。

ミラー面の形状は台形で、上部が僅かに曲線を描いています。ただしミラー自体の湾曲(アール)はありません。

液晶画面はミラー内右側にありますがハーフミラーのため、消灯時は全くわからなくなっています。

操作インターフェースは物理スイッチを使用し、上下・決定ボタンの他に緊急録画ボタンからなる4ボタンタイプです。

 

カメラ部拡大

レンズは思っていたよりも小柄です。もっと目立つタイプかと思っていましたが、車外からだとじっくり見ないとわからないでしょう。

レンズ基部にあるボールヘッドで、上下左右に大きくカメラの向きを動かすことが出来るため、殆どの車種で楽に撮影範囲の調整ができると思います。

 

端子部

上部には電源スイッチ、AV出力端子、microSDスロット、miniUSB電源ケーブル端子、別売りのGPSユニットを接続する端子とLEDランプがあります。

microSDカードは64GBまでのSDXC/SDHCカードに対応できます。

microSDカードを用意しなくても16GBのカードが付属しますが、録画ファイルのデータ量が大きいためできれば64GBのものを使用したいところです。

電源は付属のシガーソケット電源ケーブルを使用するか、別売の電圧管理型直結ケーブルを使用して駆動します。また、端子がminiUSBなので、モバイルバッテリーなどを使用して駆動することも可能なようです。

付属品セット内容は以上の通り。付属するmicroSDカードは16GB SDHC Class10 UHS-1規格のADATA(威剛科技)製。自作パソコンをする方はDIMM(DRAMメモリモジュール)のメーカといえばすぐにお分かりでしょう。

 

 

取り付けしてみた

ドライブレコーダー取り付け

本体はただミラーを挟むだけですから、どなたでも簡単に設置できると思います。

ミラー取り付けタイプの利点は、やはりフロントガラスがゴチャゴチャしないことでしょう。それに加え、ミラー上部のスペースに電源コード類を通して取り回しできるため、配線コードも隠しやすく、目立ちません。

私はいつものように、フロントガラスの上部の隙間にケーブルを押し込んでAピラーの中を通し、ウェザーストリップの下を通り助手席側足元にあるヒューズボックスから電源を取りました。

センターコンソールのシガーソケットから電源を取る場合は、中央にぶらんぶらん垂らすと不格好な上に安全運転の妨げにもなりますから、フロントガラスの周りをぐるっと回り込むようにして足元はマットの下などを通し、センターコンソールにアクセスすると良さそうです。

また、付属の電源コードはかなり長いので、取り回しには苦労しないと思います。

 

本体厚み

本体の厚みはこの程度。2、3センチほどミラーが近くなりますが、それ以上にGoSafe 268側のミラーの反射範囲がワイドなため、まったく気になりません。

純正のミラーではリアウィンドウが鏡面一杯一杯に写っているのですが、GoSafe 268のミラーは助手席はおろか、助手席側の窓〜運転席後部の窓までしっかりと映し、サイドミラーの死角をかなり減らすことができ、その点でも安全運転に役立つと感じました。

ただ、リアウィンドウもかなり遠く映るため、慣れるまでは距離感の違いに気をつけたほうが良さそうです。

 

GoSafe 268夜

ちなみに夜はこのようにボタン類が光るため、安心です。

設定でLCD画面の消灯までの時間を設定できるほか、右のOKボタンを押すといつでも画面の消灯/点灯が可能です。

 

車外イメージ

車外・フロントガラス側から見たGoSafe 268の状態。

パット見ただのワイドミラーのようですが、左下にレンズがあります。レンズの飛び出しも必要最小限なので、フロントガラス貼り付け式のドライブレコーダーのように、いかにも「撮影してますよ!」という印象も少ないですね。

比較動画

現在デミオに取り付けている「COWON AN2」と同時撮影を行い、動画を比較してみました。日中と、夜間の2動画あり、どちらも左上がAN2、右下がGoSafe 268です。

画面解像度はどちらも1920 x 1080のフルHD、フレームレートはAN2が24fps、GoSafe 268が30fpsとなっています。

走行箇所は、LED信号機(50Hz)への対応、交差点左右の画角などを見る市街地、街灯のない郊外の道路、最後に高速域で走行する自動車専用道路となっています。

日中

 

 

夜間

(画面に青く写り込んでいるのは空気清浄機のエアーサクセスソーラーです)

画質レビュー

画角について

比較動画では、フロントガラスからの前後距離はほぼおなじ位置から撮影していますが、GoSafe 268はかなり広角なのがお分かりいただけると思います。メーカー公称値では水平110度・対角135度とありますが、実際に使用してみるとそれよりもやや広く撮影出来ているように思えます。

HDR(ハイダイナミックレンジ合成)撮影

上の日中動画の0:15〜0:20あたり、高架下を通るシーンを見ていただければわかると思いますが、GoSafe 268のほうは非常に白飛びに強いです。暗所に急激に切り替わるような状況でも、空の色は青いままです。

比較のAN2はHDR/WDR機能を搭載していませんので、高架に出入りするときにどうしても空が真っ白に飛んでしまっています。

LED信号機への対応

PAPAGO!の以前のモデルではファームアップデートによる対応があったようですが、GoSafe 268のファームウェアは出荷状態で最新のようです。西日本地域の60Hz LED信号でも点滅・消灯せずに撮影できるとの口コミがありました。

ファイル記録型式

保存されるファイルは汎用性の高いmov形式で、MacでもWindowsでも簡単に再生できます。Windowsの場合は専用の再生ソフトが使用できるようです。私はMacユーザなのでQuickTimeを使用していますが、GPSユニットを接続した際のログなどは専用ソフトが必要なようです。

ファイルギャップは5分毎で、最高画質(FullHD 1920 x 1080p 30fps)で1ファイル500MB前後となり、付属の16GBのmicroSDカードにはおおよそ2時間40分程度記録ができることになります。

SDカードが一杯になると古いファイルから上書きされていきますが、Gセンサーによる衝撃検知時は緊急録画モードとなり、上書きされない別フォルダへ保存されるので万が一の時の記録時も安心できますね。

高感度性能

今回使ってみて目を見張ったのは、暗所における画面全体の明るさ、ノイズの少なさです。これに関しては、SONY Exmor CMOSセンサーの性能とレンズの良さ、両方が上手く働いている結果だと思います。

Exmorセンサーと一口に言っても、裏面照射型CMOSの「Exmor R」、裏面照射積層型CMOS「Exmor RS」など様々な種類があり、本機種に搭載されている200万画素CMOSがどのタイプかはわかりかねますが、どれも昔からデジタルカメラなどでは高感度耐性(暗いところでノイズがどれだけ抑えられるか)の高さ、暗所性能の高さに定評がありました。

また、レンズにも一工夫あるようで、ドライブレコーダーでは珍しくガラス製レンズを採用しているとのことです。ドライブレコーダーではコスト面から樹脂(プラスチック)レンズを使用することが多いのですが、やはりガラスに比べて透明度が低いため、何枚もレンズを重ねて使用するドライブレコーダーでは若干眠たい画像になってしまいます。

GoSafe 268はガラスレンズとExmorセンサーの組み合わせにより、センサーの美味しいところを上手く引き出しているように感じられました。

夜間の比較動画では比べるのが可哀想なくらいAN2が暗くなってしまいました。購入時はそこまで意識しませんでしたが、いざこうやって高感度性能の違いをまざまざと見てしまうと、ちょっと考えてしまいますね。

画質まとめ

PAPAGOが「感動画質」と謳う本製品ですが、実際に使用してみてその言葉に偽り無しだと感じました。

人間の目で見た感じに近い草木の緑、青空などの色味表現、街路樹の葉など本来だと潰れてしまうような細かい部分の解像度の高さ、そして抜群の暗所性能の高さと、どれを取っても現在発売されているドライブレコーダーの中でトップクラスの画質であることは間違いありません。

機能レビュー

本体内ファイル再生

私は、小さい画面で見るのが嫌なのと早送り・巻き戻しなどが面倒なので、基本的には動画ファイルはパソコンでしか見ませんが、GoSafe 268は再生時のインターフェースが優れており早送り・巻き戻しが2倍・4倍・8倍と加速できる上に、倍速再生中も動画がコマ送りにならずにスムースに流れるため、目的の再生箇所まで頭出しが容易でした。

安全運転支援機能

速度制限標識警告

速度標識を読み取って認識しLCD画面に現示してくれます。

なお、ONにしている状態でも極端に逆光がキツい場合や夜間は動作しないようです(画面上部の標識アイコンが消えている状態)。

GoSafe 268は視野角が広いため標識も小さく映ります。そのために若干精度が低いようで、時々認識しないことがあります。特に速度標識の上下に別の表示があるとさらに認識精度は低下します。

また、高速道路にある電光式速度標識は認識できないようです。

別売りのGPSユニットを使用すると、読み取った速度を超過しているときは警告してくれる機能が追加で使用できます。

出発遅延警告

信号・渋滞などで停止時に、前方の車が動き出したときに画面表示とアラームで警告して発進を促します。信号表示を認識するのではなく、前方車両の動きを検知するようで、信号待ちの先頭では動作しませんでした。

こちらの機能はかなり鋭敏で、前方車両が動き始めて2、3秒で警告してくれます。子供やペットを載せる方、信号待ちで仕事の書類なんかを見る方はこれがあるだけでだいぶ気が楽になるのではないでしょうか。

ドライバー疲労警告

連続運転時間が、GoSafe 268で設定している時間を超えた場合に、音と画面表示で警告。私は同様の機能が自動車側のナビにあるため、使用しませんでした。

ライト点灯忘れ警告

夜間や暗いところ(屋内駐車場やトンネル)を走行時にライトが付いていない場合に、音とアラームで警告。デミオはオートライト付きのため、今回は使用しませんでした。

駐車録画機能

「モーションセンサー機能」と「タイムラプス機能」の2種類を搭載しています。ただしどちらもエンジン切で駐車録画に自動転換はしません(停車後、毎回手動で機能をONにする必要があります)。

また、駐車録画機能を使用する場合は電圧管理型直結ケーブルが必要です。

タイムラプス機能はなかなかおもしろい機能で、録画自体は変わらず運転時と同じように行っているのですが、1秒あたりのフレーム数(fps)を大きく落とすことで長時間録画を行っています。

EV(露出値)設定

EVは1/3刻みで-1〜0〜+1までの7段階で調整できます。センサーの感度が高くデフォルトで基本的に問題無いので、動画はすべて±0で撮影していますが、山道を走るときなどあまりにも周囲が暗い場合はEVを高めに調節したほうがいいかもしれませんね。

機能まとめ

まず、機能の設定メニューが非常に簡潔でわかりやすいです。一般的な階層式メニューですが、ボタンが少ないのも相まって、とても操作が簡単です。操作に関しては説明書を見なくても初見でわかると思います。

次に、PAPAGO!ドライブレコーダーの方針として、運転支援機能にかなり力を入れているのが感じられました。速度標識警告・出発遅延警告は人によっては特に重宝する機能でしょう。疲労警告・点灯忘れ警告も最近の車では不要になってきた機能ではありますが、少し前のナビ無し車に載っている方なんかには非常に便利かと思います。

一方、駐車録画に関しては貧弱さを感じます。今使っているドライブレコーダーが駐車後自動転換・モーションセンサー録画・電圧管理を全て行えるタイプなので、比較するのは酷かもしれませんが...

せめて直結ケーブル使用時で機能ON時は駐車モードに自動転換するくらいは欲しかったですね。毎回手動でONにするのはあまりにも面倒臭すぎます。

 

 

GoSafe 268の良い点・悪い点

良い点

・現在発売されている、フルHDドライブレコーダーの中でも最高レベルの画質

200万画素というやや低い画素数ながら撮影できる画は非常に素晴らしいの一言に尽きます。

やはりドライブレコーダーの画質を決めるのは画素数ではなく、センサー、レンズ、F値に依るものが大きいのだと改めて実感しました。

 

・簡潔で分かりやすいインターフェース

タッチパネル非搭載にもかかわらず、メニュー構成が簡単で、初めてドライブレコーダーに触る人でも迷うこと無く操作することが出来ます。

 

・夜間性能の高さ

ソニー製Exmorセンサーの高い高感度特性を生かした暗所映像の綺麗さは唯一無比です。EV値の設定範囲も広いため、ありとあらゆる場面に対応できると思います。

 

・安全運転支援機能の充実

他のドライブレコーダーによく付いている、走行車線はみ出し警告機能(LDWS)こそありませんが、速度標識警告や出発遅延警告など割と高精度の機能が装備されており、助かることが多いです。

悪い点

・駐車中録画モードの弱さ

毎回手動での設定が必要、本体のみではバッテリー上がり防止機能がないなど駐車録画機能に関して言えば他社製ドライブレコーダーの後塵を拝していると思います。

PAPAGOのドライブレコーダーは新しい技術や機能の実装に関してかなり積極的ですから、これからに期待したいところです。

 

・GPSユニット別売り

最近のドライブレコーダーはGPSユニットが内蔵されているものが多く、別売りかつ外付けが必要な本機はやや不親切な印象を受けます。GPSユニットもサイズが大きく、使用はあまり現実的ではありません。

 

・付属の電源ケーブルの形状

付属するシガーソケット電源用ケーブルですが、シガーソケット差し込み側が大きく、若干曲がっているためシガーソケットの場所によっては干渉してしまうことがあります。通電確認用の赤色LEDが付属しているのは親切ですが、もう少しコンパクトな形状にして欲しいところです。

また、ドライブレコーダー側に接続するminiUSB端子ですが、端子に対して横向きにコードが出るタイプのコネクタが使用されており、隣のSDカードスロットが塞がってしまうため、カードの抜き差しにはコネクタを取り外す必要があります。

通電状態のままSDカードを取り出して録画データが破損するのを防ぐためのあえての設計になっているようですが、頻繁にデータを取り出す人にとっては不便かもしれません。

まとめ

ミラー一体型のドライブレコーダーは、誰にでも装着が簡単で、しかも前方視界を妨げないというメリットに加えて、最近の車に多い衝突軽減レーダーやアイサイト等のカメラ・センサーユニットがフロントガラス中央上部に付いている車に取り付けても、車両の中央から撮影できるという他にはない強みがあります。

GoSafe 268はその強みに加えて、非常に広い画角と昼夜を問わない最高レベルの画質を兼ね備えており、万が一の事故時の記録用途、車載映像撮影用としてはベストバイでしょう。

現在ワイドミラーを使用している方、フロントガラスに余計なものをベタベタ貼り付けたくない方などには特にオススメできます。

また、ミラー一体型ではない、フロントガラスに付ける一般的な形状のドライブレコーダー「GoSafe S30」も同社から発売されており、こちらもGoSafe 268と同様のソニー製Exmorセンサーが搭載されています。画質は268と同等ですので、形状の好みで選んでも良いと思います。

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