PENTAXで使えるAPS-Cの最広角レンズ「SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」を買いました

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買いましたと書いていますが、実際は数カ月前にすでに購入しています。旅行など他の記事ではかなりの頻度で使っています。

ヨドバシカメラの実写レビューサイト「PHOTO YODOBASHI」で本製品の圧倒的なパースペクティブを目にしてから、絶対に欲しかったこのレンズ。

しかし購入にあたっては、最後の最後まで同社「SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM」と迷いました。

10-20mmはなんといっても広角ズームでは類を見ない広角端から望遠端までF値通し。

ネット上の掲示板などを見ても、広角ズームを買うにあたってどちらにしようか迷っている意見も多かったです。

ただし、望遠レンズならば2mmの違いでは全くわからない差ですが、広角になると2mmの差でも大きく写真の印象が異なるのも事実です。

その2mmをとるのか、レンズの明るさをとるのか、死ぬほど悩んで私は2mmを選び、「SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」を買いました。以下使用感など。

レンズ外観

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発売日は2010年、まだSIGMAがレンズラインナップを3ライン化する以前の製品ですので、化粧箱も昔のタイプです。こうして昔の箱をみると、現在のARTラインを始めとする新戦略の商品はとても垢抜けていますね。

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レンズ径はφ72mm。ですが下の画像を見ていただければわかるようにレンズ面が魚眼レンズのように出目金になっているため、フィルターなどはつけることが出来ません。

また、花型のフードを取り外すこともできません。

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この異物感!猫の目のようですね。

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このようなレンズの為、レンズキャップも長いアダプタを付けたうえで被せる方式に。

撮影の時は、アダプタごと引っ張って外すか、普通のレンズのようにキャップだけ摘んで外せます。ただ、基本的にはアダプタごと外して使うことを考えられているようです。

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5年前のレンズですが、デザインは今のシグマレンズに通ずるミニマムな感じ。金文字とかDCレンズエンブレムをとって(A)とでも付けておけばArtレンズっぽく見えそうな作りです。ただリングとかの質感はいまいち。絞りリングもちょっと固いです。

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ケースは現行タイプと同じ、黒のナイロン製。レンズ自体の大きさが350ml缶と同じようなサイズなので、ケースもでかいです。普段はこれは使わずカメラバッグに入れています。

感想

 

作例などは近いうちに別の記事で書きたいと思います。このレンズで撮った写真は以前の記事でもよく使っていますので、そちらをご覧いただければ。

35mm判換算で12-24mmといういわゆる超広角レンズで、魚眼レンズにも及ぶ焦点距離ですが、撮像の歪みなどはあまり気にならないレベルです。どうしても気になる、例えば直線の多い建物を下から広角端で煽って撮った場合などは、Lightroomのレンズ補正機能でなんとかなっています。

撮影で使う焦点距離はやはり8mmが一番多いですね。移動してもどうにもならない周辺の要らない映り込みなどがある場合は仕方なく若干ズームさせて使っています。

望遠端も一般的なズームレンズの広角端と同じくらいの焦点距離となり、割りと便利ではありますがF値の問題があるためあまり使っていません。

ただ、どんなに狭い場所・近いところに立っても、ファインダーを覗けば全く違った世界が広がっているのです。この体験をしてしまうと、もう手放せない一本になりました。かなり使う人や場面を選ぶレンズではありますが、大変オススメです。