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comicoからの刺客!日常系マンガのダークホース、セイ「パステル家族」

 パステル家族(1) (アクションコミックス(comico BOOKS))

comicoというデジタルコミック配信サイトがあります。

デジタルコミックサイトのなかではかなりインディーズ寄りで、画力や漫画力はあるのに、大手出版社に捕まらないような漫画家が多く、掘り出し物があったりするのでよく見ているコミックサイトのひとつです。

その中でも特に好きなのが「パステル家族」(セイ)。

80話くらいのときに友人に勧められ、ハマってしまい一気読み。

それ以来、毎週かかさず読み続け、更新を楽しみに待っている作品の一つです。

そのパステル家族がとうとう書籍化されると知り、購入しました。

 

全ページフルカラーで原作の24話「福引きの回(4)」まで収録、さらにコミック限定の描き下ろしが2話付きです。

初期の頃の作品はお世辞にも画力が高いとはいえなかったのですが、書籍化にあたって全作品に加筆修正を加えており、最近ネット版を読み始めた人にも違和感なく感じられるようになっています。

修正もちょっと背景を書き足すとかそういうレベルではなく、ほとんどすべてと言っていいくらい各所に手が入っており、作者の作品に対する愛情を感じられます。

ジャンルとしては所謂「日常系」に分類されるでしょう。ただし単なる日常系ではなく、ギャグもあり感動もありと、良質なヒューマンドラマじみているところがこの作品の魅力ではないでしょうか。

 

また、特徴として「嫌な人間」がほぼ登場しない、ということがあります。「よつばと!」なんかもそうですね。「悪役」は作品にとってのスパイスたりえますが、使いドコロを間違えたり、そちらが話の主軸になったりすると「日常系」に求めているものが薄らいでしまうのではないか、と考えています。

「日常系」の漫画を読む人は、それに対してなにを求めているのか。

おそらく現実世界にない「癒やし」なのではないでしょうか。もちろんほとんどの人はその漫画が現実ではありえないことだとわかっていつつ、作品を読むことで一時的に現実逃避できるから読むのだと思います。

 

話が横道にそれましたが、初見で敬遠する方は、まず一度ネットででもいいので「福引きの回」を読んでみてください。

なにか感じ入るものがあったら、是非作者への応援の意味も込めてコミックを買ってくださる方がいれば、「パステル家族」のいちファンとして幸せです。

本当に温かい気持ちになる、現代人のオアシスのような漫画だと思います。

 

最後にマヨの名言を。

カッコいいですよ!働いている人はみんな!社会に立派に貢献して!家族を守ったり子供を育てたり!働いている人はみんなカッコいいです!(4話 マヨのアルバイトの回より)

 

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ちなみに書店(オンラインショップ含む)で買うとイラストカードがついてきますが、これの種類が20種くらいあります。セイさん、頑張りすぎ...

※写真は私が買った「未来屋書店」のものです。