10年選手
10年近く前、バージョンが2.0か3.0くらいの頃からずっと愛用してきたウェブブラウザ「Firefox」ですが、そろそろお別れするべき時が来たのかもしれません。
いろいろ我慢して使ってきましたが、最近はあまりにも「重すぎる」。
特に最近のラピッドリリース*1でFirefox30を超えたあたりから重たくなってきて、35あたりはFlash周りのクラッシュが頻発、40になった今は治りましたがただただ重い、という状況。
ブックマークを一個消したりフォルダ移動しただけでも20秒近く固まったり、ブラウザ上でツイッターを見るとカクカクだったり...
特にAmazon.co.jpなんかを使うときは個別ページの商品画像の読み込みに手間取っているようで、10秒近くスクロールできないなんてこともザラ。
スクリプト、プラグイン、画像などを個別に停止できるuMatrixを入れればなんとかなりますが、これを入れると今度は拡大表示が出来なくなる・画像の切り替えが出来なくなるなど、あちらを立てればこちらが立たず...
ちなみにはてなブログも、Firefoxを使うと動作が遅くストレスがたまるのでChromeを使って書いています。
しかし、Firefoxに対する愛着はあるので願わくばずっと使い続けたいとは思っています。
まだ未練はあるので打開策を探す
そこで見つけたのが上の記事。WEB開発用Firefoxは軽い、との記述があり気になったのでダウンロードしてみました。
Firefox Syncを使えばアドオン、ブックマーク、タブなど全てそのまま移行できるのはやはり素晴らしい点の一つですね。
で、インストールして使ってみたところ、あまり変わりませんでした。
特にタブ間の切り替えはたまに開発画面のようなものが一瞬出てきたりして、お世辞も快適とはいえないレベルで、Chromeのほうが全体的にまだまだ速い。
思うに、記事を書かれた方は32bit用Firefoxから64bit用DE Firefoxに変更したようなので、ただ単にそこ(64bit)の恩恵を受けただけなのではないでしょうか。
Firefox DEでプロファイルも変わったはずなので、重たくなる要因は無いんですけどね...
(ちなみに当方環境 Mac OS X 10.10 Yosemite 64bit, 2.4GHz Core i5, 8GB RAM, 256GB SSDなのでスペック的な問題では無いと思います。最近ややメモリ容量の不足を感じますが...)
復権はあるのか?
2010年ころはFirefox一択、独壇場みたいなイメージでしたが、今は完全に落ち目。まあそうなっても仕方ないのかな、と思えるほどに悪手ばかり打っていますからね...
上の表は当ブログのブラウザ別アクセス比率(直近1ヶ月)ですが、なんとChromeが単独過半数を獲得。Firefoxは4位ですがたったの6%。数字は嘘をつきませんから、いまや2人に1人がChromeを使っているということですね。40人の学級だとしたら半分はChromeを使っていて、Firefoxを使っているのは2人...
ちなみにEdgeはWindows10からプリインストールされたMSの新しいブラウザですね。まだまだ使用者は少ないようです。
ただ、ネットを見ると感じるのは、FirefoxからChromeに移行した人が多いのと同じように、別のブラウザに浮気したあとまたFirefoxに戻ってくる人も多いということです。
互いの良い所を吸収しあって、Firefoxの柔軟性・拡張性、Chromeの速度、Googleコンテンツへのフレンドリーさそれぞれを兼ね備えた最強のブラウザができる日を待ち望んでやみません。
私はしばらくFirefox DEで様子を見て、ブログ関連はChromeを使っていく予定です。
OSXのSafariは宗教上の理由で使いません
*1:4,5週間おきにメジャーアップデートをリリースする手法