DJデミオ、購入からおおよそ半年が経ち、無事に6ヶ月点検も終えました。
最近ちまちまと行っているのはデミオの灯火系のLED化で、すでに室内灯(マップランプ、ルームランプ、ラゲッジランプ)、後退灯、ナンバー灯のLED化は済んでおり、残すところアクセスの面倒なフォグランプとウインカーランプのみとなっていました。
ウインカーバルブの選定
ウインカーは安価な楽天市場のショップ製にしようと当初は考えていたのですが、保安基準の灯火装置ということもあり万が一の故障の可能性などを考えると信頼できるメーカーのほうがいいと思い、今回はPHILIPS製の「エクストリームアルティノン T20 アンバー」を購入しました。
PHILIPSは私の仕事柄使っている機械のメーカーでもあり、またバックランプもこのメーカーのものに交換して非常に満足度が高かったため、やや値段は張りますが安心して選ぶことが出来ました。上記画像のバックランプはよくある直接発光の爆光(たまーに目潰しみたいなバックランプを使ってる車、いますよね)ではなく、リフレクターに反射させるタイプながら配光が上手く、他車に迷惑をかけることなく明るく後ろを輝らせるためおすすめです。また車の真後ろの地面を広く明るく照らすことで、夜間におけるバックカメラの映像も非常に見やすくなりました。
また、もともとデミオのウィンカーに付いているのはオレンジ色をした普通の電球ですので、LED化にあたっては抵抗を取り付ける必要があります。取り付けを忘れるとハイフラ(高速点滅)が起こります。
抵抗は別にAmazonで800円くらいで売っている安いやつでも良いのですが、今回は合わせてPHILIPS製を購入しました。
取り付け
インナーフェンダーへのアクセス
まず取り付ける側の逆にハンドルを目一杯切ってホイールハウスにアクセスしやすくします。暗い場所を覗く作業になりますので、日中の明るい時間にボンネットを開けて作業を行うのをおすすめします。また、明るいヘッドライトがあると便利です。
タップネジが付いているので、外側のものと上部のものを外します(写真左)。
バンパー下にプラスネジが3箇所ありますので外します。小型の電動ドライバーがあれば便利です(写真右)。
バルブ交換作業
ある程度タップを外すとインナーフェンダーがベロっと捲れますので、中が見えるくらい引っ張って開きます。手を突っ込むとウインカーランプのソケットがありますので左に捻って外します。外した段階で車外に引張り出して、電球をLEDに交換して点灯することを確認したほうが良いと思います(写真左。抵抗のない状態でもハザードだと正常に点滅するので注意)。確認したら黒い絶縁テープの隙間にカッターナイフを入れて剥がします。この時線を切らないように気をつけてください(写真右)。
抵抗器の接続
テープを剥がしてばらした線(黒・白に分かれます)にエレクトロタップで抵抗を取り付けます。どっちがどっちというのは無いので作業が楽な方向でカシメてください(写真左)。PHILIPSの抵抗器に付属しているエレクトロタップは精度もよく楽にカシメられたのでおすすめです。
抵抗を付けたらACC.をオンにして方向指示器を動作させて、ハイフラになっていないことを確認します(写真右)。
抵抗器の固定
今回購入したPHILIPSの抵抗器には耐熱のアルミテープとインシュロック(結束バンド)が付属していました。インシュロックは取り付け場所と合わなかったので、フレームにアルミテープで固定しました。ただ付属のテープは10cm程のものが左右分で2枚しか入っていないためしっかりと固定できず、ホームセンターで3M製の耐熱テープを購入して補強しました。
画像ですとかなり不格好ですががっちりと抑えられていて今のところ外れた様子はありません。
この時補強目的でガムテープや養生テープなどは絶対に使わないようにしてください。
抵抗器は僅かな時間の通電でもかなりの熱を持ちますのでテープが溶けたり最悪火災の原因となります(上のカシメ後の通電テスト時も1分に満たない点滅で触れないほど熱くなりました)。
問題がなければインナーフェンダーを閉じます。
この作業画像は右側ウインカーのものですが、同じ手順で左も行います。
右側はウインドウウォッシャー液のタンクがちょうどソケットの下辺りにあり作業はかなり難航しますので、先に左側から行うことをおすすめします。
LEDバルブと白熱バルブの比較
非点灯時
◀PHILIPSエクストリームアルティノン/純正白熱バルブ▶
ぱっと見でスッキリしたのが分かります。エクストリームアルティノンはバルブ形状もかっこよく、またリフレクターを利用して照らすためにLEDが前を向いていないので、車体正面から見た時に悪目立ちせずスマートです。
点灯時
◀PHILIPSエクストリームアルティノン/純正白熱バルブ▶
明度も比較にならないほど高くなりました。夜間運転時の照射範囲が広くなったのは言うまでもないことですが、昼間や薄暮などのウインカーが見難い時間帯における視認性も向上したと思います。
LEDはよくキレが良い点滅などと言われますが、確かに電球のようなジワッと消える瞬間がなくなったことで点滅のメリハリがついたと思います。
ハザード時
◀PHILIPSエクストリームアルティノン/純正白熱バルブ▶
こうして見ると昼間でもLEDの視認性が高いことがよくわかりますね。
まとめ
LED2個と抵抗器でおおよそ7000円ほどの出費ですが、それに見合った満足は得られると思います。写真を撮りに真っ暗な田舎道を走るときなども安心感がありました。
所要時間ですが、私の場合フロント左右で約2時間程度でした。不安な方はディーラーやカー用品店でも作業していただけると思います。
リアのウインカーはまだ交換していませんが、近いうちにLED化しようと考えています。フロントの作業の難易度はやや高いですが、それに比べるとリアはユニットごと外せるのでかなり楽だと思われます。
また、インナーフェンダーを外した段階でフロントフォグランプのソケットも確認できたので、フロントフォグと同時にLED化すると今後が楽かもしれません。