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電波改善顛末記(DoCoMo/SoftBank)

3月に現在のマンションに越してきたのだが、1階ということ、四方を鉄筋コンクリート製の他のマンションに囲まれているということで非常に電波の入りが悪く、室内でドコモ、ソフトバンクともに圏外の場所も存在し通話などもマトモに出来ないため、両社に「電波改善」を依頼した。
本日、2社(NTT DoCoMo、SoftBank)の電波改善が終了したので、作業の内容やサービスなどを書き記しておこうと思う。

DoCoMo編

最初に電波改善の作業を行ったのはNTTドコモ。昔から電波の良さがウリだっただけに、今回の引っ越しで電波がほとんど無いのには面食らったが、さすが業界No.1といえるだけのサービスだった。
申し込みはiモードのサイトか、ドコモのホームページから可能。iモードのほうは、場所を指定する時の操作性が悪く手こずったので、ホームページから申し込んだ。
地図による自宅の指定や、現在の仔細な電波状況、連絡先などを入力する。
そして申し込みの翌日には地域のドコモ支社から連絡があり、作業日程の打ち合わせをしたのだが、対応時間が基本的に平日の9時〜17時という、学生か専業主婦でも無い限り到底不可能なものだったので、平日18時以降か土曜日にしてもらうように依頼し、作業日程が決まり次第連絡をもらうというかたちで打ち合わせを終えた。
ただ、そのあと2週間近く音沙汰の無い状態が続き、堪り兼ねてこちらから連絡。電話たらい回しの末、3日後の18時からに決定。最初に電話を受けた男性が非常に面倒くさそうに対応したため、ここまでで印象はあまり良くなかった。
作業前日に、作業担当者から入電。丁寧な物腰でしゃべる方で、こちらの住所の目安、もしかしたら若干仕事で遅れることなどを伝える。
作業当日、約束の時刻の30分前(17時30分)に不在着信。その15分後にこちらから連絡、こちらは今から帰宅すること、先方が現在自宅前で待機していただいていることなどを話す。
18時5分、帰宅。連絡すると、すぐに駆けつけてくれた。
作業人員は2名、作業担当者の方は地区のドコモエンジニアリングの電波調査部門の主査で、もう一人は外注の電気工事士らしい方だった。
荷物は大量で、電波調査用の各種端末、パソコン、作業用の道具など、量にしてトラベルケース2つ分ほど。
室内に入る時の動作や、荷物を置くときにシートを敷くなど、細やかな行動にマナーが行き届いている印象。
そして早速専用の機器を使って室内各所やベランダなどの電波を調べていく。電波の数値や、近くの基地局からの電波の方向などを地図やスマートフォンアプリを使って説明しながら調査していた。実際、室内には全く電波がなかったので、その状態で1ヶ月以上過ごしていたこと、作業が決まるまでの日程が遅れたことに対するお詫びなどもあり、好印象。
結論としては、マンション同士の隙間からは基地局の電波が届いているので、それをアンテナで掴んで室内に引き込んで増幅すればよいこと、そのための作業工程などを事細やかに報告してくれた。




その後、電波を増幅するための装置の取り付けに入るが、こちらの作業も大変丁寧で、配線を隠すモール、それを止める壁紙や床に貼るための両面テープの選定(取り外すときに部屋を傷つけないように色々苦心してくれていた)、外のアンテナの取り付けなど、全て完璧な仕上がりで、さすがプロの作業と言っても差し支えないだろう。
作業完了時に、再度各所の電波状況を調べて、問題が無いことを確認、私の携帯電話でも無事通信や通話が出来ることを確認のうえ、免責事項や諸注意などを説明しサインをして全作業終了。所要時間一時間。
アンケート用紙やら、お詫びのノベルティグッズなどを置いていってくれた。
もちろんこの作業によりドコモの電波は室内どこでも3本になり、電話の品質も安定した。しかしなによりも実際に作業をした人の印象が良かったのがさすがドコモというべき対応をしてくれたので、個人的な信頼度は大きくあがったと思う。「またもし何かあっても良い対応をしてくれる」という信頼は何者にも代え難い。

SoftBank編

本日作業をしたのがSoftBank。
3週間前にソフトバンクホームページの電波改善依頼に各種情報を登録。依頼時にカレンダーで作業希望日を選択出来るのは個人的に助かった。28日の土曜日、15時〜17時を選択した。
作業の2日前くらいにメールで連絡があり、28日の作業が近づいていること、これより日程変更は出来ない旨など知らされる。作業前日にソフトバンクの下請け会社から入電。実際の作業開始予定時間と、住所等の確認があった。作業の開始が16時予定とのこと。
そして本日、16時頃作業担当者から入電、前の物件が終わったため今から向かう旨の連絡。遅れることのお詫び等無し。30分後、業者到着。若い男性一人で、荷物はかごのなかに電波調査機器とフェムトセルとプリンター、iPadと書類が入っている程度。かごを置くシートはなし。DoCoMoのを見た後だからというのもあったが、「え、こんなに少ないの?」という印象が否めなかった。
挨拶の後、本人確認書類を求められたので免許証を渡す。断りも無く写真を撮りはじめたのがちょっと心証が悪い。そしてそのまま放置して作業終了まで返してくれなかった。
その後電波調査開始。紙の書類は一切なく、全てiPadに入力していきながら、機器を使って調べていく。居間とベランダの二カ所を測定していた。結果、室内の電波不良、ベランダ可ということで、フェムトセルの設置をすることになったのだが、そこからおおいに揉めた。
まず、私のマンションはインターネット回線(フレッツ光)がマンション据え付けで、LANポートに挿すだけでネットが使えるタイプなのだが、それについての回線契約書が必要だという。契約もしてないのに契約書と言われても。
そしてことあるごとに上司に電話する。おそらく2時間の作業中1時間は電話してたのではないか。全く自分の一存で決められる要素が無いらしく、分からないことがあるたびに電話をしていた。
また、ルータはあるかと聞かれてAppleのTime Cupsuleがあると答えたところ、全く分からなかったらしくインターネット回線がAppleのものだと上司に報告するなどかなり頓珍漢なことをしていた。仮にも電話会社の人間が、インターネットに関する知識が乏しいのは如何なものか。
結局、「インターネット回線の契約書が無いこと」「フェムトセルを設置するのに大家の許可を得ていないこと(?)」を理由に一切の作業をせずに2時間居座り帰っていった。
前者の理由にしても、こういったインターネット無料物件は少なくないはずだし事例もあるだろうに「初めてのケースで...」ともごもご、後者の理由にいたっては全く以て意味不明で、「電波を散らすものだからマナーが...(じゃあ無線LANとかどうなるの?)」だの「大家さんに直接話を通していただければ一番スムーズに...」と言った具合で頭が固いというか融通が利かないというか、終止決定権が全く無い様子であった(自分でもそれは分かっているらしく、ソフトバンクの下請けの下請けの下請け(曾孫請け)だから自分では決められないですと言っていた)。
「書類を取得し」「大家の許可を得た後に」後日再訪問させていただくと言い残し帰っていったが、正直もう2度と利用したくないと思った。作業終了は2時間後の6時半。といっても結局何もしていないが。


 


まとめ

ドコモを利用して9年近くになるが、最近では特に新規顧客の獲得に躍起になっていて、正直既存ユーザへの料金面での扱いが悪く、他社への乗り換えも検討していたが、やはりサービスに関しては一流だと感じた。
来たのがその場で決定出来る権限を持った作業者であったこと、マナーと作業精度が素晴らしかったことについてはさすがとしか言いようが無い。惜しむらくは作業時間の柔軟性がないことと決定まで時間がかかったことである。

ソフトバンクについて一言で表すなら、「最悪」である。おそらく7月の2年縛り解消をもってauにMNPすると思う。プラチナバンド獲得によって電波が改善される話も出ているが、auからもiPhoneが出ている今、ソフトバンクを使い続ける理由は、今日の作業のひどさも相まって無くなった。
今回、たまたま色々な悪条件が重なったり、作業員の個人差にもよる要素もあるのだろうが、個人的にはやはり新興通信事業者だなあということを痛感した。積み重ねてきたノウハウが無さ過ぎるし、柔軟性も無さ過ぎる。

孫社長、本当に電波改善する気あるんですか?